洲浜

 

この庭を鯉が泳ぐ池と、そこに流れるせせらぎを残して全てリノヴェーションしてほしいと頼まれました。

まず一番に考えたのは事務室から眺めた時に、いかに心安らぐ空間を演出できるかどうかでした。また、周囲は全て舗装してある駐車場なので、庭の中を回遊しても飽きの来ない空間を作り出せるかも大きなポイントになりました。

既存の樹木はモクレンやツバキ、ノムラモミジ、シャクナゲ、ムラサキシキブの5本を残して全て抜根しました。

また豪雪地帯である為になるべく雪囲いの手間を省略化すべく、いくつかの方法を実践しました。

高木は全て雑木(アオハダ、アオダモ、ジューンベリー、ツリバナ、ハナミズキ等)を植栽し、枝をしおるだけで雪囲いが完了するようにしました。

地被類は全て多年草(クリーピングタイム、フイリアマドコロ、フウチソウ、ビンカミノール、ヒューケラ、シラン、スジギボウシ、フイリヤブラン、シャガ)を植えて野趣味な感じが出るように配植しました。もちろん雪囲いは必要ありません。

既存の流れは殆どいじならいで、石を少し足したり移設したり、段滝を作ったりゴロタ石で洲浜を作ったりして少しリニューアルしました。

事務室からの眺めはこのようになりました。

「まるで避暑地に遊びに来たみたい。」と喜ばれたので全てが報われました。

庭の全景は既存のモクレンやヤマモミジがある事でかなり落ち着いた雰囲気になりました。

白御影の敷石で土留した事で、庭の印象がスタイリッシュに見えます。

生垣は全て曲線を描いてあり、マサキ、シラカシ、ヒイラギモクセイの常緑樹を植えて、高さも少しずつ変えてあります。

庭は三方向に出入口が設けてあり、こちら側には階段を作って変化を付けてあります。

このように庭は自由に散策する事ができ、眺める方向によって景色が変わります。歩く度に新しい発見があるかもしれません。

池の手前には富沢石を乱張りしてあります。これによって庭の景が引き締まりました。

心なしか鯉も嬉しそうに泳いでいます。

 

御夫婦揃ってお城巡りが趣味と伺って、ようやく合点がいきました。どうして和の庭にこだわられるのか。家の外観が和の雰囲気がどことなく漂っていたので、すごく斬新な作品を提案してみようと考えました。

庭の入口から一番奥まで、枯流れが続いています。

それと並行して玄関までのアプローチが続いていく訳ですが、どうしても黒の石を貼りたくて悩んでいた所『ベンガルブラック』という石材があるのを思い出し、白御影の敷石と合わせて貼ることで、まるで料亭の苑路みたいな仕上がりになりました。

枯流れは奥に行く程広がりを見せ、洲浜や景石が据えられ白砂を敷き詰める事で海を表現しています。高木にはヤマモミジやハナミズキ、ナツツバキの株立といった和のテイストが感じられる植物を植栽しました。苔の代わりに植えられたリュウノヒゲの中には野趣味な枯梗や大文字草、ナルコユリ、フイリヤブランが植えてあります。


板塀は縦張りにし、間に唐竹を入れる事で和モダンな感じに仕上がりました。ちなみにこの板材は予算の関係上、施主施工にして頂きました。多少のムラは味という事で…。

流れが一部アプローチにまで浸食しているのも、庭を広く見せる工夫です。

この作品の一番のこだわりは、カーポートと連立しているGフレームです。これでカーポートだけ孤立しているという訳ではなく、素材の色も全て建物と統一したおかげで一体感が生まれました。

いわゆる『額縁効果』を狙ったもので枠で切り取られる為、奥の庭の印象がより強く感じられます。

門柱もGフレームに負けない斬新なデザインにしました。

どうしてもイメージに合わなかった流れを改修していきます。

まずは削岩機で既存の石組を壊していきます。

予想以上に石が頑丈に固定されていて驚きました。外した石を別の位置へ

組み換えし、当社から持ってきた石と組み合わせて護岸石組を行います。

石組が完了すると、だいぶ単調だった石組も大小の石が組み合わされる

事で石組に奥行きが出てきました。

それに伊勢ゴロタ石の洲浜を施工すると、また違った雰囲気になってき

ました。

次はいよいよ植栽工事です。

かなりの種類の雑木と地被植物が植えられるので、ちょっぴりリッチなリゾ

ート地みたいなコンセプトで仕上げたいと思います。お楽しみに!

当社でも10年振りになる、ビオトープ風な自然に優しい池や流れを作りま

した。

その施工場所は、舟形町の『縄文の女神』という遺跡が発見された記念公

園です。

岩手の小岩井農牧さんの指導を受けながらの施工になりました。

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こんな風に、防水シートの外側に木杭を打ち込み、あらかじめアゼスゲが

植生されたヤシロールをロープで固定して、護岸を形成していきます。

木杭の打てない所は、地先境界ブロックで代用しました。この中には、畑土

を入れて洲浜を作り、水生植物を植栽してあります。

また、流れの中には、対岸に渡れるように沢飛石を取り付け、自由に行き

来してもらえるように配慮しました。

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その仕上げは、流れの中に水分け石や小さな段滝を設け、玉砂利を敷き

均し、より自然に近い形に修景しました。

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たまたま、雨水が貯まったらだいぶ雰囲気が出てきました。

ポンプで水を流した時、すごくなる気配に期待が高まります。

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流末の池の中には、浮き島を作りました。

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中には、アゼスゲをメインにサワギキョウやショウブ、ミソハギ等の水生植

物が植えられています。

 

全体の雰囲気を理解してもらう為には、上段の方から全景を撮ると、公園

のレイアウトがよく分かって頂けると思います。

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今は冬なので、少し淋しい感じですが、来春の緑が芽吹く頃、再度画像を

UPしますので、その時はもっと素敵な公園になっていると思います。

これを見て、どうか皆様足を運んでみてください。

よろしくお願いします。

 

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着工前はこんな風になっていました。

そこで、管理の楽な庭にと、リ・ガーデンを頼まれました。

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立ち枯れしている樹木や、要らなくなった草花を思い切って整理しました。

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ナツツバキの株立やヤマボウシの株立を移植して、新たにクロモジやアオダモ等の雑木を植栽しました。

思い切った曲線で仕切り、約半分のスペースは防草シート+玉砂利にして、管理の時間を大幅に削減する事ができました。ブドウ棚も新たに木製で作り直し、単管パイプで補強しました。これで積雪対策も万全です。

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コンクリートの躯体の上に、新たに鳥海石を組みました。

3種類のモミジ(荒皮性モミジ、ヤマモミジ、コトノイト)を植えて、山野の雰囲気を醸しだし、下草には水辺にとてもよく合うシャガを植えてみました。

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埋まっていた手水鉢を再利用し、伊勢ゴロタ石で作った洲浜の上を池のオーバーフローした水が流れていく様にし、涼しさを感じさせます。それをより水辺っぽく演出する為に、ミソハギやシダ類を植えました。

池の周囲に縁取りした半ピンコロも、額縁の役割を果たしてくれて、和モダンな感じに仕上がりました。

御商売をされているS様邸では、以前にも植栽されていましたが、かなり庭

が荒れた状態になっておりましたので、リ・ガーデンの依頼を当社で受けま

した。

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立ち枯れしている樹木や、要らなくなった草花を思い切って整理致しまし

た。

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ナツツバキの株立やヤマボウシの株立を移植して、新たにクロモジやアオ

ダモ等の雑木を植栽しました。

思い切った曲線で仕切り、約半分のスペースは防草シート+玉砂利敷にし

て管理の時間を大幅に削減する事に成功しました。

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ブドウ棚も新たに木製で作り直し、単管パイプで補強しました。これで雪

対策もバッチリです。

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雪囲いが大変な樹木は移植し、和モダンな庭に仕上げました。

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白御影の敷石を交互に並べて土留し、エゴノキとヤマボウシを植栽し、根

〆にはシモツケとフイリヤブランを植えて清涼感を出しました。

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最も頭を悩ませたのがこの池の部分です。ここをどうリメイクするかセンス

が問われる所です。

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コンクリートの躯体の上に、新たに鳥海石を組んでみました。3種類のモミ

ジ(荒皮性モミジ、ヤマモミジ、コトノイト)を植えて山野の雰囲気を醸し出

させ、下草には水辺に合うシャガを植えました。

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反対側から眺めると、池の半分が枯池状態になっているのが分かります。

冬期間は雪捨て場になっているとの事。制約が厳しいと、天の邪鬼の私は

益々闘志が湧いてきます。

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埋まっていた手水鉢を再利用し、伊勢ゴロタ石で作った洲浜の上を池のオ

ーバーフローした水が流れていく様に考えました。これには、施主様も「涼

しげですごく良い」と褒めて下さいました。周囲にはミソハギやシダ類を植

えて、より水辺っぽく仕上げました。池の周囲に縁取りした半ピンコロも当

初は洋風の素材なので違和感があるか心配でしたが、それが額縁の役割

を果たしてくれて和モダンな感じに仕上がってくれました。これは嬉しい誤

算です。

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母屋の前も雑草対策?にと植えられたアイビーがはびこっていて、スッキリ

しない印象でした。

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それらを全て除根して、高麗芝を張りました。これでテラスから自由に庭へ

降りてくる事が可能になりました。芝の上には一部芝ガードが敷いてあり、

おばあさんが趣味の為、一輪車が通っても芝生がへこまないよう配慮しま

した。

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除雪するのにタイヤショベルのタイヤがはみ出るというので、化粧平板とピ

ンコロで幅を広くしました。

もちろん、下にはベースコンクリートがしっかり打ってあるので強度は十分

です。

完成するまで、思いの外掛かり約一か月を要しました。工事が進行する度に

新たな課題が発生し、その都度色々考えて乗り越えられた時の達成感は、格

別でした。何とか完成する事ができ、胸を撫で下ろしています。

これから真夏を迎え、水やりや草取り等大変だとは思いますが、私達の作っ

た作品を宜しくお願いいたします。

本当に色々ありがとうございました。

今回は池の仕上げです。

まずは、前回行った石組にさらに小さめな石を据え付け、より自然な空間

を作ります。

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気になるコンクリートの躯体も鳥海石の小さい石をはめて見えなくしていき

ます。

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ここからが本番です。伊勢ゴロタ石をこのように1個1個叩いて据え付け

洲浜を作っていきます。

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だいぶ先が見えてきました。結局、洲浜が完成するまで2人で丸2日掛か

りました。根気と忍耐の勝負でしたが、それより増して腰の痛いこと痛いこ

と…。当分、腰痛に悩まされそうです。

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なんとか洲浜が無事完了した所で、池の外周に半ピンコロを貼り付けてい

きます。

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洋風素材の半ピンコロを貼るのはちょっとどうかと思いましたが、仕上がっ

てみると意外とはまりました。

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和モダンって所でしょうか。最後に目地を入れて、仕上げに下草を植えれ

ば池周りは完成です。

ようやくゴールが見えて来ました。頑張り所です!

 

 

 

 

 

 

 

作庭家が提案するこだわりの外構


 いろんなハウスメーカーや工務店で建てられた、様々な建築様式にいかにトータルコーディネイトできるか、それによって街並みにあるお客様の家全体の印象が大きく変わってくると思います。
 

 当社のデザインは「作庭、植栽」の得意分野のみに特化するのではなく、カーポートや物置の配置、アプローチ、それらを結ぶ動線、外部とのプライバシーの確保まで細かく気を配りながらお造りいたします。
 

 単に美しいだけではなく、使い勝手も良く、それでいて管理も楽な、全ての意味でご満足いただける作品を提供させて頂きます。 特に職人が丁寧に作り上げた石積み、石貼りの美しさに、庭師としての技のこだわりを、きっと感じ取って頂けると信じております。 是非、施工事例の画像をご覧ください。

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