月別アーカイブ: 10月 2013
着工前です。
前からあった日本庭園の樹木が見えます。
このように、松やキャラ等和風の樹木が結構あったので
要らないものは処分し、使えるものは移植しました。
住宅の周りには、ブロックとフェンスが施工され、カーポートの脇には
モチノキ、奥にはヤマボウシの株立ちとズミの株立ちが植えてあります。
アプローチには化粧平板ブロックを四角に貼り、それに合わせて
白御影間知石で土留を行い、エッジを効かせる事で
現代感を出しました。
手前にはジューンベリーの株立ち、アカバナエゴノキの株立ち、
ナツハゼの3本が植えてあります。
地被にはガウラとギボウシ・ゴールデンティアラを植えてみました。
花が咲けばまた、華やかさがぐっと増すでしょう。
間知石をカーポートと平行にしないでわざと
斜めに施工し、変化をつけてみました。
リビングから眺めると、手前にあるウッドデッキのおかげで
家が広く感じます。積んである石は以前立石として据え付けられていた
石で、それを横石にして崩れ石組として組み直しました。
以前からあったノムラモミジやハナミズキ、サツキツツジを移植し
新たにアオハダの株立ち、ナツツバキの株立ち、ツリバナの株立ち
カマツカの株立ち、ネジキの株立ちと、雑木類を多めに
植える事で、雑木が主体となり四季の移り変わりが
はっきりとわかるようにしました。
地被にはキャットミント、フィリヤブラン、ビンカミノールなどの
手間の掛からない植物を植える事によって、色とりどりの花が
1年を通してみる事ができます。
着工前はこんな風に芝生が雑草に負けてしまった状態でした。
これを全て撤去し、管理の楽な庭にしてほしいというのが奥様の
御希望でした。
それを実現したのがこちらの庭です。
樹木を植えたことで比較するものが出来、以前よりもとても広く
感じられます。
ヤマモミジやジューンベリー、ヤマボウシ等の雑木が植えられているので
四季折々の変化が家に居ながらにして、楽しめることと思います。
地被には奥から、ガウラ、キャットミント、クリーピングタイムの順で
植えてあり、草丈も奥が一番高く手前にくるに従って、順々に
低くなるように構成してあります。
これらの植物は管理が楽なので、来年には見事な花を咲かせることでしょう。
反対から見るとこんな感じになっています。
以前からあった白いフェンスが前にも増して活きてきました。
これは全くの想定外でした。
とても気にされていた雑草対策も、防草シートの上に玉砂利を
敷いたことで、ほぼ100%草が出る事は無いでしょう。
作庭中のその過程ごとの変化にすごく喜んでもらい、いろんな
おもてなしを受けて、とても励みになりました。
狭い場所だったので、ほぼ人力での作業という難儀な仕事でしたが
奥様の心遣いで乗り切ることが出来、無事完成することが出来て
ほっとしています。
この庭を見て、少しでも幸せな気分になって頂けたら庭師にとって
これ以上の喜びはありません。
そうなるよう、お互い頑張っていきましょう。
色々と有難うございました。
着工前はこんな感じでした。
こちらが完成全景です。
一番手前には2台用のカーポートを設け、その脇には
コンクリートのアプローチを設けました。
反対側から見るとこんな感じです。
手前にはレモンイエローの葉が鮮やかなイレックスサニーフォスターが
植えられ、その隣には庭のシンボルヤマボウシの株立ちが植えてあります。
奥には以前からあった、家庭菜園の枕木を再利用した家庭菜園を
作ってみました。
思ったより段差があったので、2段構成にして作ったことが
かえって庭のアクセントになったと思います。
奥にはこんなに広い芝生のスペースがあります。
今回は高麗芝を目地無しの全面張りにしたことで、最初から
ほぼ完成形の芝生広場が出来ました。
ここは子供達の格好の遊び場になることは間違いないでしょう。
アプローチはポーチの色とコーディネートしたコンクリートの
化粧平板を方形に並べてデザインしてみました。
奥にはいろんな物が収納出来る物置を設置しました。
家の周囲には、防草シートを敷いた上に玉砂利を敷いているので
雑草対策は万全です。
うまく管理をして頂いて、今よりもっといい庭に育てて頂きたいと
思っております。
何か管理でわからない点があれば画像を添付してメールで
送って下さいと奥様にお話ししました。
色々とアドバイスさせて頂きますので、今後とも宜しくお願い致します。
着工前はこんな感じでした。
完成した全景がこちらです。
樹木や低木類が植えられ、芝生を張ったことで緑の量が増え
印象がだいぶ変わりました。
リビングに設置してある窓には、ウッドデッキを設け
隣接して半円形のテラスを作りました。
将来はここでバーベキューなどを楽しむ予定です。
テラスには新たな試みとして、化粧砂利を使った洗い出しをしてみました。
これがなかなか綺麗で、お客様にも好評でした。
反対側から見るとこうなります。
手前には枕木で囲った家庭菜園があります。まだ手つかずですが
来年にはきっと色んな野菜が植えられていることでしょう。
また、隣地境界にはこのようなアメリカンタイプのフェンスを
設けてみました。
とても頑丈に作ってあるので、しばらくは大丈夫でしょう。
完成までに時間が掛かってしまい、お客様にはだいぶ御迷惑を
お掛けしてしまいましたが、最終的にはとても喜んで頂きました。
来年からはもっと庭に出て、色んな楽しみ方をして頂きたいものです。
私の中には、この庭ではしゃいで遊んでいるお子様達の笑い声が
今にも聞こえてきそうです。
長い間本当に有難うございました。
いよいよお待ちかねの植栽工事です。
まずは、樹木を剪定して樹形を整えます。
剪定が終わったら、平面図に基づいて植栽していきます。
木を植える時は1本1本樹勢が違うので、
平面図の位置とは多少変わったり、時には遮閉を目的として
木の位置が反対になったりすることもあります。
あくまでも、現地の対応及びセンスが最優先です。
樹木の植えつけが終わったら、水極めを行います。
水極めを行うことによって、根鉢と客土の間の隙間を無くし
活着を良くしていきます。
低木や地被が植え終わり、高麗芝も張り終え植栽は全て完了しました。
以前とは比べ物にならないくらい庭が広く感じられ、潤いがでたようです。
隣の御宅からも「どんな花が咲くのか楽しみだ」と喜ばれました。
後は、防草シートの上に砂利を敷けば完成です。
もうひと頑張り、完成までラストスパートです。