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憧れの日本庭園を我が家に

日本の伝統的な木造建築には、環境共生という考えがあります。自然とともに暮らすという、生活の中に自然があるという考えのため、古(いにしえ)より住まいの中にも自然を取り入れた環境がありました。

日本庭園の種類

日本各地には息をのむような美しい庭園があります。日本の伝統的な木造建築と調和した世界観に引き込まれる経験をされた方も多いでしょう。そのような日本庭園には大きく分けて3つの種類に分けることができます。

1.池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)

池泉回遊式庭園は、庭の中に池がありその周辺を散策しながら楽しむというものです。平安時代の貴族が庭に船を浮かべて歌を詠み楽しむ「池泉舟遊式庭園」が由来となっています。現在は毛越寺などに見られ、池の他に橋や築山、石を置いて各地の景色を再現し園内を巡る庭園です。

2.枯山水(かれさんすい)

室町時代に建てられた銀閣寺に見られるように、白い砂利や砂で海を、木や岩で山を表現した庭園です。水を使わずに表現されていることから、枯山水という名称がついたといわれています。また砂利や岩の他にもコケや塀を用いて仏教観を表しています。

3.茶庭(ちゃにわ)

「露地」とも呼ばれる茶庭とは、客人を茶室へ案内する通路のような園庭です。その園路には客人が手を洗い清めるための「蹲踞(つくばい)」や飛び石などの風景を楽しむ様式です。

日本庭園を作庭するときのポイント

日本庭園を自宅に作庭するときは、「池泉回遊式庭園」「枯山水」「茶庭」に限らず住宅との統一感が大事になってきます。池泉回遊式庭園であれば手水鉢(ちょうずばち)を置く、枯山水ならばモノトーン調にする、茶庭をイメージするならば石の灯ろうを置いてみるなどテーマに合わせて、住宅と調和する手法が必要です。

窓から眺める我が家の庭園

茶席などでも窓からの眺めを鑑賞いたしますが、日本庭園を窓から見るということもひとつの楽しみではないでしょうか。ししおどしや石の灯ろうなどで高級な庭園を演出したり、ライトアップした紅葉を鑑賞したり、山形ならでは雪景色を楽しんだりと四季折々の景色を自宅でも見ることも可能です。家にいる時間を素敵に過ごすお庭造りもお手伝いいたします。

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