月別アーカイブ: 6月 2017
寒河江市のO様より本当にワクワクするアンケートを頂きました。
またこのような素晴らしい回答を得られるように、ますます社員一同頑張ります!本当にありがとうございました。
この庭の大事なポイントの一つとなる、大きなコンクリート製の多目的テラスを作っていきます。
まずは、アンティークレンガをラインに合わせて仮置きしていきます。
何故これだけ大きいのかと申しますと、御主人の愛車が車庫からこのテラスへバックしてきて洗車がしたいという事で、これだけの大きさになりました。普段はテーブルとイスを家族の分だけセットして、寛げるスペースになればいいと思っています。
これだけの大きさなので、コンクリートを打設するのも一苦労です。
コンクリートが固まると尚更大きく見えます。水道廻りも大洋紅という石で囲ってオシャレに仕上げて馴染ませました。
和室前は、白御影の間知石を1段積んでダイナミックに仕上げました。
次は芝生の築山作りです。
だんだん庭の形が見えてくると、庭師の私達もウキウキしてきます。
もっともっと素敵になるよう頑張ります。
当社で、一昨年に社長の娘さん宅のガーデニングを請け負った事がご縁で、娘さんの紹介で工事をさせて頂くことになりました。
着工前は何年間もあまり管理が成されていないという事でしたので、かなり伸び放題の状況になっておりました。
この庭には昔から鯉を飼っている池がありまして、そこへ流れる滝と共に残したいという事と、どの方向から眺めても庭の表情が変わり、いろんな楽しみ方ができる庭にしてほしいというご要望でした。
まずは思い切って管理のかかる樹木は伐採していきます。
太いマツも思い切ってバッサリといかしてもらいました。
残したコブシやモミジも剪定してかなり樹形を整えました。
次に余分な石をバックホーで取り除いていきます。
それをクレーン車に積んで処分します。
それでも根を伐根していくのはやはり根気のいる仕事です。処分する根っ子を2tダンプで何台運んだことでしょうか?
その結果ようやく地面が見える様になってきました。
完全に根っ子が無くなるには、あと2日間位は必要みたいです。この際なので、後で雑草やササ等が出てこない様に気を揉まずに作業したいと思います。
着工前はこんな感じでした。
村山市は雪が結構降るので、その対策に一番頭を悩ませました。その解決策は後々紹介致します。
まずは平面図に基づき位置出しを行った所から、バックホーにて掘削していきます。
次に大きなテラスになる所に砕石を敷いて、タンパで締固めを行います。
御主人が車をバックして洗車するスペースが欲しいという事だったので、かなり大きな物になりました。
それが完了すると、奥の方から植栽用の客土を仮置きしていきます。
ちょっとした築山を造るので、普通より多めに土を盛りました。
次に雪対策用に基礎ブロックを設置する事にしましたので、せっかく作った盤を壊したくなかったので、やむを得ず人力にて掘削していきます。
削岩機を使っての作業なので、思っていたより重労働になってしまいました。工事はまだ始まったばかりですが、雪対策にはかなり頭を使ったので、積雪の多い所に住まわれている方で、ガーデニングしてみたいと考えていらっしゃるお客様には、参考になるかもしれません。
次の工程も楽しみにして下さい♪
建物がスタイリッシュな外観だったのと、お客様が和のテイストを好まれていたので、「和モダン」をテーマにデザインしました。
分かり易いようにビフォー・アフター形式で紹介したいと思います。
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中庭は色んな所から眺める事ができるので、眺める場所によって色んな景色が楽しめるように考えました。
駐車スペースから眺めるとこのようになります。
手前に植えてあるツリバナの株間から眺めると、逆遠近法で広く感じます。
高木は他にアオダモとオトコヨウゾメの3本に絞り、配植の妙で空間を構成しました。
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この庭の重要なポイントになっている苑路。
枕木風のヴィンテージウッドに、地元産の富沢石を石畳風にして組み合わせてみました。苑路、植栽地共デザインを雲形に統一した事で、小舗石等を使っても和のテイストが漂います。
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玄関前の角地、この狭小スペースも修景しました。
これだけのスペースがあれば、前庭としては十分です。
スクエアな建物に違和感がないように、尺角の白御影の間知石を使い土留しました。
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植栽は、当社に仮植してあった珍しい荒皮性モミジの株立を主に、ガマズミとシダレモミジとでシンプルに構成してみました。
下草には、フイリアマドコロとフイリヤブランの両方とも斑入りの葉が特徴の観葉も楽しめる植物で根〆しました。
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この庭のポイントは、伊勢ゴロタ石の敷石の上に置かれた水盤。
水を張る事で、何故か水面にそっと引き寄せられるから不思議です。
こちらも、新しい形の和の庭を造れたと自負しています。
中庭も一番重要なポイントとなる苑路工事に入りました。
今回初めて枕木の代わりにコンクリート製の物を使ってみました。
しかし、ここまでリアルだとは驚きです。木目も一つ一つ違うのですから…
次に富沢石を乱張りにしていきます。石材自体厚みがあるので、石畳風に仕上げていこうと考えています。でも一枚一枚ジグソーパズルのように組み合わせていくので、実際は張っている倍の木材を準備しています。
あてはまる石を探すのは根気がいる作業ですが、そこに職人としてのこだわりとプライドがあるのです。
4月中旬から工事に取り掛かっていましたM様邸の作庭工事。
1ヶ月半にも及ぶ長丁場でしたが、ようやくここに完成しましたのでどのように変化したのかビフォー・アフター形式で紹介させて頂きます。
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2台用のカーポート。物置も建物の外壁と同じオータムブラウン系の色で統一し、一体感を持たせています。
そのカーポートと合わせて建てたフレーム。額縁効果で、眺める景観を額縁状の枠で切り取ったので、眺めた時の印象が強くなりました。それに合わせて、門柱も枕木と柱を組み合わせて大胆にデザインしてみました。
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こちら側から眺めても、やはりカーポートとフレームが組み合わされる事により、カーポートだけが孤立しているのではなく、一つの構築物として成立しており一体感が生まれています。
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庭の境界には板塀を設けて空間を仕切っています。
板材は和モダンを強調する為に縦使いにして、間にアクセントとしてさらし竹を挟みました。板塀も同系色に塗った事によりシックになりましした。
アプローチには「ベンガルブラック」という珍しい黒い石材を乱張りにして張り、白御影石の敷石と組み合わせる事で、コントラストが強調され、あたかも料亭の苑路のような高級感が演出できました。
主庭はゴロタ石で作った洲浜と、伊勢砂利で作った流れで構成された枯山水を作ってみました。
植栽はできるだけシンプルにしたかったので、ヤマモミジ、ハナミズキ、アオハダの3本のみにして構成しました。それとは対照的に、下草はコケ
の代わりにリュウノヒゲをビッシリと植え込み、所々に山野草を植えて趣を与えています。
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道路沿いにはマサキの生垣を設け延長を長くする事で、緑の量を増やし潤いを与えています。
昨年の暮れの施工だったので、その時は何も葉が付いていない状態。
そのせいであまり印象が変わらない景観でしたが、ようやく新緑の季節を迎え、かなり雰囲気が変わりました。
これだけ見ると、オシャレなカフェに見えます。
窓辺のイレックスサニーフォスターのレモンイエローの新緑と、フイリヤブランの斑が爽やかな印象を与えます。
クリスマスツリー用にと植えたトドマツも元気に新芽を出してくれました。
常緑のヤマボウシも元気です。下草に植えたヒューケラの赤い花が可憐です。
アオダモとジューンベリーの株立が存在感を示しています。
下草のハーブ、キャットミントの薄紫色の花がとても清楚です。
社員の方に伺ったら、ショールームに訪れたお客様にも「車屋さんじゃないみたい!」と好評との事。その言葉を聞いた時、私は心の中で思わずガッツポーズをしてしまいました。
いよいよ木を植えていきます。この瞬間が一番楽しみです。
何故なら、一番庭の雰囲気が変わるからです。
中庭はいろんな部屋から見えるので、どの角度から眺めても絵になるように考えました。ここはアオダモの株立、ツリバナの株立、オトコヨウゾメの3本で上手くまとめてみました。
もちろん高木の根〆にも、下草を植えてまとめていくつもりです。
玄関脇の前庭にも、珍しい荒皮性モミジの株立を植えてみました。このモミジは木肌がゴツゴツした感じなのですが、葉が小さく真っ赤に紅葉するので選んでみました。
他にシダレモミジやガマズミを植え、根〆に下草を植えてポイントとなる水盤を据え付け、伊勢ゴロタ石を敷き詰めるとこんな感じに仕上がりました。
デザインコンセプト通りの和モダンに仕上がったと自負しています。
次は中庭の石貼り工事。だんだん仕上げに近付いてきました。最後までしっかり仕事をしたいと思います。
東根市のM様邸の作庭工事。
植物をたくさん植えた事で、かなり庭に潤いがでてきました。
ヤマモミジやアオダモの株立やハナミズキ等の雑木を植え、さらに根元にはサツキの寄せ植えを施しました。
下草には、リュウノヒゲをベースに山野草をあしらってみました。
建物の外周には、生垣の補助金を利用してマサキの生垣を作ってみました。
ここ東根市では、最大5万円の補助が出るので結構助かります。
他の自治体でもやっている所が多いので、一度地元の役所に問い合わせてみてはどうでしょうか。
植栽が終わると、だいぶ感じが和モダンでシックな景観に生まれ変わりました。