月別アーカイブ: 5月 2019
遅れ気味だった工事もここに来て順調に進んでいます。
駐車スペースにコンクリートが打たれると、また雰囲気が変わります。
ワンちゃん用の洗い場も広めに確保できました。立水栓と縁取りのレンガの色を合わせたのでシックリきています。
次に和室前の坪庭に景石を据え付けてみました。
またまた狭いので三又&チェーンブロックでの据え付けになりました。
景石の周りは瓦を縦に埋め込んで趣きを出しています。
背景には生垣が曲線で植えられる為に、生垣支柱も曲線で施工しています。
ウッドデッキも周囲を囲ってワンちゃんが遊べるスペースにしました。
ここまで来ると後は樹木の植栽を残すばかりとなりました。
今週中に植える予定なので、今後どのような彩りが与えられるのか私もすごく楽しみです。
作業用の通路が狭くて工期が思いのほか掛かりましたが、ようやく満足のいく庭が出来上がりました。
どのように変化したのか、いつものようにビフォーアフター形式で説明したいと思います。
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建物の外壁と合わせて使った、白い天然石が貼ってある最高級の化粧ブロック。アプローチの白いタイルとも相性が良くうまく納まりました。
黒御影石とステンレスを組み合わせた表札もアクセントが効いています。
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お隣との空間を遮蔽する為に設けた創作板塀。
板材の間に挟んださらし竹の黄色が、差し色としての役割を十分に果たしていて高級感が生まれました。
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芝生が主体の洋の庭から、枯石組が主体の和の庭へ大変貌を遂げました。
富沢石を貼った石畳風の苑路。趣きのある仕上がりが大事な役割を持っている事に気付かせてくれます。
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鮫川石は京都の庭にある青石(緑泥片岩)と同じなので、敷いてある石も京都の白川砂利を取り寄せて敷き詰めました。
京の坪庭をイメージされていたお客様の要望にうまく応える事ができました。
植栽はシンプルにウメモドキの株立1本とクロチク7本だけにして、既存の板塀とうまく馴染ませました。
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下草のリュウノヒゲとの仕切りは黒瓦を縦使いにして埋め込み、味のある仕上がりにしました。
7個の石でまとめられた石組も、見る角度によって違う表情を見せてくれるように考えて組みました。
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中庭から見た景色は、この先どんな庭を見せてくれるのかという期待を膨らませてくれます。
単なる目隠しというよりは、こういうところが庭作りではとても大事な事だと思います。
植栽してからもう7~8年経つのでしょうか?
樹々がかなり大きくなったので剪定してほしいと頼まれました。
かなり巨大化?ヨーロピアンゴールドを芯止めして、てっぺんから全体的にコンパクトに刈込みしました。
シラカシやハナミズキの雑木類は自然樹形が一番美しいので、「すかし」という伝統的な剪定方法を用いてナチュラルに仕上げました。
剪定した切り口が分からないようにするのがプロの仕事です。
ボサボサ伸びたネズミモチも思いっきり刈り込んで本来の生垣の形を取り戻しました。
本当は3年に1回くらい剪定していれば、お金もかからず綺麗な姿を見ることができます。
定期的なメンテナンスをお勧めします。
※原則、樹木の剪定は当社で施工したお宅のみ承っております。
創作するという事は意外な問題点が浮上してくるものです。
お客様から隣家をもう少し見えなくしてほしいと頼まれ、15cmほど柱を高くする事にしました。そうしたらどうしても強度に不安が出てきてしまい試行錯誤した結果、控え柱を立てる事にしました。
これでかなり強度が増して、ひとまず安心しました。
次に柱を高くした所に角材を2本渡して、スリット状に横木を取り付けていきます。
これで遮蔽的には問題なく見栄えもすごく良くなりました。
次にこの塀のデザイン上の要、板材の間にさらし竹を取り付けていきます。
この取付が終われば、最後に仕上げの塗装をして完成です。
仕上がりがすごく楽しみになってきました。
次に追加発注された門柱の組立です。
当初、ブロック塀+ジョリパット仕上げを予定していましたが、どうしても経年変化で汚れてくるのが嫌ということでN.Gになりました。
それと外壁の白に合わせてほしいとの事だったので、少し高級なブロックを積む事になりました。
このブロックには白の天然石が貼り付けてあり高級感はハンパないです。アプローチとのタイルとの相性もバッチリです。
次に時期が悪くて植えられなかったウメモドキの株立を植えていきます。
ここまで来ると仕上げの仕事のみとなりました。
もう少しで完成を迎えるので、その時のビフォーアフターが楽しみになってきました。
いよいよガーデニングも色んな見せ場がやってきました。
お客様からの要望の第1位だった円形のテラス。レンガで縁取りしてからローズベリーという石を張っていきます。
次に植栽部分の縁取りに小舗石の二丁掛を使って据え付けていきます。
ゲスト用の駐車スペースは土間コンクリートを打設するのですが、その縁取りは質感を合わせる為にアンティークレンガで施工していきます。
ここまでくると庭の雰囲気がおおよそ分かってきます。
当社は寒冷地の山形でレンガを使うのを極力避けてきました。どうしても凍結融解の心配があるからです。
がしかし、どうしても建物の外装レンガと質感を合わせる為に、凍結に強いレンガを選んで施工しました。その甲斐あって、建物と庭の質感がピッタリマッチしました。