クリーピングタイム

 

かなりの豪雪なので、この雪を何とかしないと庭造りには進めませんでした。

幸い隣家では防雪柵を施工してくれたので、こちらの雪対策だけを考える事になりました。

その柵を雪が万が一通り抜けた時の対策として、このように土を80cm位盛土して築山を造りました。デザイン的にも起伏ができておもしろい庭になりました。

道路との境界にはガーデンフェンスを設けて遮蔽してあります。築山の上には雑木類(アオダモ、カマツカ、ジューンベリー等)を植えて、小高い雑木林風に仕立てました。

雑木の下は楕円状の植栽スペースが設けてあり、キャットミントやクリーピングタイムのハーブ類とフイリヤブランが植えてあり庭に優しさを与えています。

雲のような不思議な形をしたコンクリート製のテラス。

開口部が車庫になっているので、車をそのままバックして洗車するスペースになっています。もちろん椅子とテーブルを置いてバーベQや大きなプールを置いて水遊びだって可能です。

そのテラスに埋め込んである基礎ブロック、ここには柱を埋め込んで防雪柵を作ります。これでもう窓ガラスが割れたり、車庫のシャッターが雪で押されて壊れる心配も要りません。

テラスの曲線に合わせてマサキの生垣もクネクネ曲がっています。

和室前には白御影の間知石を同じくなだらかな曲線を使って据え付け、和のイメージが強いナツツバキの株立とナツハゼを植えてみました。根〆には斑入りが美しいスジギボウシでシンプルにまとめてみました。

 

この庭を鯉が泳ぐ池と、そこに流れるせせらぎを残して全てリノヴェーションしてほしいと頼まれました。

まず一番に考えたのは事務室から眺めた時に、いかに心安らぐ空間を演出できるかどうかでした。また、周囲は全て舗装してある駐車場なので、庭の中を回遊しても飽きの来ない空間を作り出せるかも大きなポイントになりました。

既存の樹木はモクレンやツバキ、ノムラモミジ、シャクナゲ、ムラサキシキブの5本を残して全て抜根しました。

また豪雪地帯である為になるべく雪囲いの手間を省略化すべく、いくつかの方法を実践しました。

高木は全て雑木(アオハダ、アオダモ、ジューンベリー、ツリバナ、ハナミズキ等)を植栽し、枝をしおるだけで雪囲いが完了するようにしました。

地被類は全て多年草(クリーピングタイム、フイリアマドコロ、フウチソウ、ビンカミノール、ヒューケラ、シラン、スジギボウシ、フイリヤブラン、シャガ)を植えて野趣味な感じが出るように配植しました。もちろん雪囲いは必要ありません。

既存の流れは殆どいじならいで、石を少し足したり移設したり、段滝を作ったりゴロタ石で洲浜を作ったりして少しリニューアルしました。

事務室からの眺めはこのようになりました。

「まるで避暑地に遊びに来たみたい。」と喜ばれたので全てが報われました。

庭の全景は既存のモクレンやヤマモミジがある事でかなり落ち着いた雰囲気になりました。

白御影の敷石で土留した事で、庭の印象がスタイリッシュに見えます。

生垣は全て曲線を描いてあり、マサキ、シラカシ、ヒイラギモクセイの常緑樹を植えて、高さも少しずつ変えてあります。

庭は三方向に出入口が設けてあり、こちら側には階段を作って変化を付けてあります。

このように庭は自由に散策する事ができ、眺める方向によって景色が変わります。歩く度に新しい発見があるかもしれません。

池の手前には富沢石を乱張りしてあります。これによって庭の景が引き締まりました。

心なしか鯉も嬉しそうに泳いでいます。

敷地がL字型になっているので、いかに馴染ませるかがテーマでした。

玄関の扉を開けると、奥に続く主庭はいったいどうなっているんだろうと視線を誘導するのが目的の大半だったので、芝生を緩やかで大胆な曲線にしてみました。

下草には、すぐに地表を覆ってくれるクリーピングタイムを密植しました。春には可憐な薄桃色の花が咲く、緑の絨毯になってくれる事でしょう。

ダイニングの前は目隠しも兼ねて、アオダモの株立とソヨゴを植栽しました。これで料理している時や寛いでいる時に四季の変化を毎日感じてもらえる事でしょう。

 

主庭まで芝生の緩やかな曲線は続きます。子供さん達と遊べるように面積も広くとってあります。

隣家の車庫の目隠しには、常緑樹のイレックスサニーフォスターを植栽しました。

勝手口に続く苑は、化粧平板をリズミカルに並べてみました。その脇にはハナミズキの赤花を植えて、ちょっぴり豪華にしました。低木は花の咲いている期間の長いアベリアを植栽しました。その奥には、丸太で柵を作った家庭菜園が設けてあります。

シンボルツリーのヤマモミジが一際大きいので目を引きます。それに、これだけ緑の量が多いと建物がリッチに見えます。

他にグランドカバーとしてヒューケラ(赤葉)とスジギボウシが植えてあるので、花が少しずつではありますが咲き続けるのでフラワーリレーも楽しみです。

 

敷地が道路よりも約1.5m位高いので「この高さを利用して借景できないか」をコンセプトにデザインしました。せっかく土地が広いので、こじんまりしたデザインではなく大胆なデザインにしようと思いました。

まずはアプローチの曲り角には、ヤマボウシの株立を植えました。

玄関の扉を開けた時に、中が見えないように配慮しました。

下草にはスジギボウシを植えて爽やかな印象にしました。

ダイナミックな曲線を用いてデザインした芝生広場。

管理の事も考えて、芝生の中に入らなくてもいいように周りは玉砂利敷にしました。もちろん雑草対策の為に防草シートは敷いてあります。

小舗石で作った花壇も、芝生広場の曲線とリンクしてデザインしました。その中にはクリーピングタイム、矮性ガウラ、キャットミントが植えてあります。周囲にはバランスを考えて、ツリバナの株立、ヤマモミジ、アオダモの株立、ジューンベリーの株立が植えてあり、これらの雑木が四季折々の季節感を楽しませてくれるでしょう。

芝生の中には、子供さん達のリクエストにお応えして円形の砂場を作りました。この写真を撮った次の日には、もうこの原型は留めていませんでした。(笑)

この庭には家庭菜園も設けてあります。

木枠で作った家庭菜園は納まりも良く、2ヶ月後にはこのように色んな野菜が植えられていました。

この位の広さがあれば、個人で楽しまれるには十分な位、収穫できるでしょう。

バーべQやプール置場としても利用できる広いテラスも、アンティークレンガとコンクリートの組み合わせで安価に作ってあります。

それに合わせて立水栓廻りも、レンガでオシャレに仕上げました。

 

 

家の前は失礼ながら隠したいものがいっぱいありました。そこをうまく遮蔽しながら『二世帯で家族が楽しい時間を共有できるスペース』を目的にデザインしました。

玄関には枕木で門柱を作りました。頭を斜めにカットする事で斬新に見えます。

植栽はアオハダの株立1本でまとめました。下草は斑入りが美しいフイリヤブランとビンカミノールを植えてみました。

玄関脇の坪庭。どうしても日が当たりづらく暗くなりがちなので、白玉石を敷いて明るめにしました。これでコントラストがはっきり出て良くなりました。ツリバナの株立の根〆にはヒューケラを植えて彩りを与えています。

隠したいものは全てウッドフェンスで囲った事で、残したい白いお蔵だけを借景しました。

白御影の間知石と小舗石で若干ですが高低差をつけてみました。植栽はヤマモミジやアオダモの株立、ジューンベリーの株立、アズキナシの株立、ナツツバキの株立といった落葉樹と、常緑樹のヤマボウシとモチノキを程良いバランスで配植しました。

グランドカバーに植えられたクリーピングタイムの可憐な薄紫色の花が周囲を和まします。

まるで波のようなデザインのコンクリート製のテラス。

ここではバーべQを楽しんだり、ビニールプールを置いて水遊びをしたりして家族が楽しく集えるスペースを目的に作りました。

まずは、ガーデンフェンスを完成させる為に板材をビスで固定していきま

す。

今回は敢えて窓からの視界を考慮して、板材の端はカットしないで長く使い

ました。

次に雑木を植えていきます。

ナツツバキの株立をメインに、中木のオトコヨウゾメとナツハゼを植えま

した。幅が狭いので竹の支柱を使ってうまく枝を誘引して、樹形をこの空間

にマッチするように仕立てていきたいと思います。

地被は水遣りのあまり要らないキャットミントとクリーピングタイムを植え

付けました。

仕上げに伊勢ゴロタ石を敷き詰めて完成です。

 

完成形がこちらです。

ガーデンフェンスの板材をカットしなかったので、実際より幅が広くなって

いるように感じます。

空間もうまく仕切られプライベート感もでてきました。この樹木のおかげで

少なからず四季折々の季節感を感じる事ができると思います。

小舗石で段差を設け、上の段にはキャットミント、下の段にはクリーピング

タイムとハーブ系でまとめてみました。

小舗石の色の違い(紅色と白色)のコントラストも綺麗です。

コンクリートの上に化粧で敷き詰めた伊勢ゴロタ石も、より広く見せる演出

に効果大です。

これだけの狭小空間でも、随分演出できるという見本のような中庭に仕上

がりました。

今回はいよいよ樹木の植栽を行います。これで見える景色が一変するは

ずです。まずは雑木を植えていきます。

道路からの視線をうまく遮るように樹木の配植を考えました。ジューンベリ

ーの株立とナツハゼの株立を植えたので、来春葉が茂ればうまく目隠しで

きる事でしょう。

次にアオダモの株立を植えていきます。幹に浮かぶ白い模様がとても綺麗

です。その他にも、ツリバナの株立とヤマモミジも植えていきます。

ここまででも庭に潤いが出てきました。雑木の植栽が終わったら、次は低

木を植えていきます。

花の咲いている期間がとても長いアベリアを植えていきます。樹高が50

cm位あるのでフェンスの足元はうまく隠れます。

風で倒れないように竹で支柱を掛けていきます。この支柱に枝を誘引して

広げる事で、より美しい樹形にする事ができます。

足元の低木にはシモツケを植えていきます。

グランドカバーはハーブのキャットミントとクリーピングタイムを植えまし

た。どちらも強健な植物で寒さや雑草にも強く乾燥にも耐えるので、水遣り

も殆ど必要ない管理の楽なとてもお薦めな植物です。

これに高麗芝を全面に張ったら植栽の完了です。

植える前と後ではかなり奥行き感が違います。すごく庭らしくなったと思い

ます。

次は門柱工事です。これが終われば完了なので、どんな形になるかは後

のお楽しみという事で!

どのように変化したのか分かりやすいように、ビフォーアフター形式で説明

したいと思います。

before

after

敷石が丸から四角になり砕石が玉砂利になっただけですが、スタイリッシュ

な印象になり、より高級感が感じられます。

before

after

一番ぱっと見で変わったのが、前よりすごく広くて奥行きが感じられる所で

す。それは美しい曲線を描いた芝が奥まで続く為、遠近法でそう感じるん

だと思います。

来春になり、奥に植えられたアオダモの株立やジューンベリーの株立の木

に葉が生い茂り、下草として植えられたヒューケラやスジギボウシもすくす

くと成長して、手前に植えられたクリーピングタイムが緑の絨毯に生まれ変

われば、素敵な緑の小径になってくれる事でしょう。

before

after

反対側から眺めても、やはり美しい曲線は際立っています。

リビングの前に植えられたアオダモの株立も、幹の白い模様が綺麗です。

少し高低差を出す為に並べた白い小舗石の縁取り。こちらも緑の中に白い

曲線がくっきり浮かんで一つのアクセントになっています。

下草に植えられた赤葉のヒューケラ。来春には芝生とのコントラストが際立

つこと間違いないでしょう。

before

after

リビングの前には芝生の広場を設けて広がりを持たせています。

中央に植えてあるツリバナの株立が一際彩りを放ちます。

before

after

シンボルツリーのヤマモミジが存在感を示します。

一段下がった所に設けられた家庭菜園。来年、野菜が成長してもあまり存

在感を示さないように考慮しました。枠組は素朴な丸太で囲ってみました。

after

御家族との通路は化粧平板を使いました。予算の関係で当社にある在庫

品を使ったので、多少リーズナブルになりました。

ただ並べても変化がないので、交互に菱形を入れることでオシャレに見せ

てます。脇に植えてあるハナミズキ、低木のアベリア、縁石に使った大洋

紅(小舗石)全て赤しばりにまとめてみました。

after

家庭菜園の方から眺めると、いかに樹木が家にとって潤いを与えてくれる

のか良く分かります。

玄関から続く芝生が、ここまで美しい曲線を保って描かれています。

after

手前に見えるレモンイエローの葉は、山形でも育つ数少ない常緑樹の一種

イレックスサニーフォスターです。芝生の美しい曲線は庭の奥まで続いて

います。玉石の下にはもちろん全てに防草シートを敷いておりますので雑

草対策も万全です。

既存の庭の良い所を活かして、庭のリノヴェーションしてほしいとの依頼を

受け、どの方向から眺めても美しい景観になるようデザインしました。

before 

after

既存の樹木は数本のみ残して全て取り除きました。その代わりに雑木を主

に植えた所、このように生まれ変わりました。

富沢石で造った石張りも落ち着いた雰囲気を感じさせます。

before 

after

既存の石組は鯉を飼われていたので極力いじらないようにして、流れの部

分のみ一部改修しました。

維持管理が楽なようにジューンベリーやアオダモの株立等の雑木を主体に

植え、下草には雪囲いの要らない多年草を植えました。

やはり水辺にはシャガやフイリヤブランが涼しげで良く合います。

before 

after

土留は白御影の敷石で行い、モダンな感じに仕上げました。シラカシやヒイ

ラギモクセイで作った生垣は、大胆な曲線を描いており庭のアクセントにな

っているのと同時に、生垣の表と裏から眺める景色が全く違うくなるように

考えてあります。

after

庭の中には苑路が設けてあり、池泉回遊式庭園の形態をとっております。

土留と同じ白御影石で造った階段も庭の大きなアクセントになっています。

before

after

庭の裏側にあたる部分も、マサキの生垣を同じように大胆な曲線を描いて

作ってあります。

after

こちら側からも庭に入れるようになっております。

after

既存のモクレンとヤマモミジの間にも苑路が設けてあり、ここを通ってせせ

らぎが鑑賞できるようにしました。

下草にはキャットミントやクリーピングタイムのハーブ類やフイリアマドコ

ロやフウチソウといった野趣の味わいを感じさせる植物も植えてあります。

after

事務所の室内からの眺めはこのようになっております。

まるで額縁の中の絵画のように上手く空間が切り取られています。

ちょっとしたリゾート気分が味わえます。

after

池の鯉達も心なしか庭の完成を喜んでくれているように感じます。

それもその筈、約2ヶ月ぶりにゆっくり池の中を泳げるようになったのです

から…!

着工前はこんな風に土留が施されているだけでした。

敷地の周囲も樹木や雑草が生い茂り、鬱蒼としていました。ただ白い土蔵

だけが美しかったので、これだけは何とか借景したいと考えました。

敷地周囲のアカシアや雑草は、許可を得て伐採しました。空間を仕切る為

にオリジナルのガーデンフェンスを設けてみました。これにより白い土蔵

が浮かび上がり、アクセントとして上手く借景する事ができました。

植栽部分は白御影の間知石と小舗石の二丁掛で花壇と作り、若干ではあ

りますが高低差を設けました。

植栽は管理の楽な雑木類(アオダモ、ジューンベリー、アズキナシ、ヤマモ

ミジ等)を植えて、季節毎の移り変わりが楽しめるように配慮しました。

ガーデンフェンスの下が空いている所は低木のシモツケを植栽し、それを

カバーしました。

根〆にはキャットミント、クリーピングタイムのハーブ類でまとめ、ただ眺

めるだけではなく、その香りを楽しんだり、葉っぱを収穫したり多目的に利

用できるように考えてみました。

また、一部ではありますが畑土を入れて家庭菜園も設けてみました。

また、光の当たり具合でこのようにおもしろい影の造形が見られ、これは

想定外の出来事でした。

寝室前には、ナツツバキを植え、逆遠近法で庭が広く見えるようにしてみま

した。

リビングの前には雲形の大きなテラスを設け、テーブルを置いてゆっくり

寛げる空間を設けてみました。これからの季節バーベQなどもいいかもし

れませんね♪

玄関脇の坪庭には小舗石とレンガで雲形に仕切り、今カラーリーフとして

人気の高いヒューケラを植えてみました。

ここにはあまり大きくならないツリバナの株立を1本植えて、シンプルな空

間構成にこだわりました。

ちなみに、白い玉石は海を表しています。

玄関前は、枕木を立てて門柱にしてみました。その後ろにはアオハダの株

立を植え、根〆にはグランドカバーのフイリヤブランとビンカミノールでま

とめてみました。

作庭家が提案するこだわりの外構


 いろんなハウスメーカーや工務店で建てられた、様々な建築様式にいかにトータルコーディネイトできるか、それによって街並みにあるお客様の家全体の印象が大きく変わってくると思います。
 

 当社のデザインは「作庭、植栽」の得意分野のみに特化するのではなく、カーポートや物置の配置、アプローチ、それらを結ぶ動線、外部とのプライバシーの確保まで細かく気を配りながらお造りいたします。
 

 単に美しいだけではなく、使い勝手も良く、それでいて管理も楽な、全ての意味でご満足いただける作品を提供させて頂きます。 特に職人が丁寧に作り上げた石積み、石貼りの美しさに、庭師としての技のこだわりを、きっと感じ取って頂けると信じております。 是非、施工事例の画像をご覧ください。

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