植栽
当社で植栽工事と相撲場建設を
プレゼンさせていただいた神町小学校が完成致しました。
正面入口はこのようになっております。
白御影の間知石をサークル状に2段積んだ円形花壇。
天端は平らにならしているので
子供達が座れるサークルベンチにもなります。
シンボルツリーにはとにかく珍しい樹木を提案して欲しいと
依頼されましたので『ヒトツバタゴ』別名『ナンジャモンジャノキ』を植えました。
5~6月頃に細長い花びらの花を咲かせ、
花言葉の【清廉】通り、清楚な雰囲気を醸し出してくれる事でしょう。
多目的ホールの前には『シモツケ』を植栽しました。
日本原産の落葉低木で、こちらも5~6月位に
赤紫色の小さな花が集まった花序になって咲き、見る人を楽しませてくれます。
この広い学校の管理をたった一人の技能士さんで全てを担当しなくてはなりません。
なので出来るだけ管理の楽な地被植物を植えました。
手前にあるのは斑入りの『フイリヤブラン』という多年草の常緑種で
ほぼ1年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物です。
花の少ない9~10月頃に濃青紫~藤色の花を咲かせてくれます。
奥に広がるりんご畑が映えるように3本の『ヤマボウシ』の株立を植えました。
地被植物には『クリーピングタイム』という観賞用のハーブを植えました。
ほふく性で広がるように成長するので庭のグランドカバーとしても人気の植物です。
花言葉は【勇気】と【活動力】まさにこれから成長し
巣立っていく子供達にぴったりです。
遊具の奥の外周には『ソメイヨシノ』と『ハナノキ』を交互に植えました。
ソメイヨシノは文字通り、定番の催し事の演出に欠かせない存在です。
ハナノキは春の芽出し前に木全体が赤く見えるほど
たくさんの花を付ける為、その名が付けられました。
また秋の黄葉も絶品です。
どちらも運動会等で父兄が休む場所の緑陰木として役立ってくれる事でしょう。
中庭には全面に野芝が張ってあります。
来春の養生期間が過ぎれば、
ここで遊びに夢中になっている子供達の姿が目に浮かびます。
山形県の大抵の小学校には相撲場があります。
山形県民にとっては当たり前の事なのですが
他県の方にはかなり珍しく映るみたいです。
この相撲場は外注して建てたのですが
施工計画書や施工図の書き方が分からず、かなり勉強になりました。
材料は全て山形県産の杉材で作り、
神社仏閣のような見事な屋根に仕上がっていました。
土俵の大きさは何だか小さく感じますが
『わんぱく相撲』から『大相撲』まで全て同じ大きさで行われます。
天井はもっとも格式の高い天井様式と言われる
『格天井(ごうてんじょう)』になっており
有名なお寺や神社、お城の天井によく使われているものです。
(二条城二の丸御殿や日光東照宮外陣などにも使われています。)
この新しくできた神町小学校では
令和3年の3学期から今の6年生が3ヶ月だけ入学して
卒業するように工期設定されていました。
その為、建築・電気設備・外構といった全ての工期が
同じ11月30日に設定された異例中の異例の工事でした。
当社では実際には6月から始めて10月末には
高木植栽以外の全ての工事が完了していたので
振り返ってみれば良く工程調整が出来たものだと我ながら感心しています。
機会があれば是非足を運んで見に来て下さい。
今年の冬は雪が遅いおかげで仕事も順調に捗り、
土間コンクリートの打設を除いて完了しました。
植栽もオリーブや入荷待ちのアメリカツルマサキを除いて全て完了しました。
雑木類は全て落葉しており、今はまだ彩りは感じませんが
それでも印象は随分と変わりました。
ロールケーキのような形状の植栽帯。
かなり個性的な印象を観る人に与えてくれます。
どうしても残して欲しいとご依頼いただいたクロマツとゴヨウマツ。
徐々に自然風に仕立てていき、
洋風のお宅と庭に馴染ませていきたいと考えています。
こちら側の小舗石の植樹帯も
一部カールして統一感を出しています。
ジューンベリーやヤマボウシ等の雑木が植えられており
どのように彩られるか楽しみです。
こちら側から眺めると
何だかメガネケースのように見えるのがファニーです。
クロマツとポーチの間がとても狭く歩くのが窮屈だったので
小舗石を重ねて並べ、ステップを設けました。
ゲスト用の駐車スペースはグレーの小舗石で縁取られ
緩やかな曲線とその色のコントラストで優美さを醸し出してくれます。
洋館をイメージしてお庭をデザインしたK様邸。
小舗石の並べ方も今までにない独特な形にしてみました。
初めての試みなので当社の若手職人も戸惑い気味です。
(ロールケーキみたいな形にしてみました。)
主庭の方も同じように小舗石を並べていきます。
こちらは唐草模様のような形になる予定です。
小舗石を並べ終え、植栽用の客土が入れられると
いかに独創的な形をしているのかがハッキリと分かると思いますので、
その際に見ていただけると嬉しいです!
芝張りが終わり、
この庭の見せ場のひとつとなるオリジナル門柱が出来上がりました。
ログハウスの屋根の形をイメージしたもので
自分的にはすごく気に入っています。
次に入口付近の植栽帯を作りました。
予想以上に高低差があったので、
小舗石の二丁掛を使って段々畑風に仕上げてみました。
これに目隠し用のウッドフェンスが建つと雰囲気が一変します。
次に道路側の植栽帯はこのように仕上げました。
こちらはほとんど高低差が無かったので、
小舗石の二丁掛を横使いにしてレンガのような並べ方をしました。
お約束の家庭菜園も小さいながらも、きちんと作りました。
ここまでくると大まかな庭の形が見えてきます。
後は最大の見せ場となる樹木の植栽です。
これで庭が劇的に変わるので私もすごく楽しみです。
次回の報告を是非楽しみにお待ちください♪
オシャレな洋風の佇まいのK様邸。
イングリッシュガーデン風に作庭しようと考えていましたが
「どうしてもマツを残して欲しい!」というご要望を頂きました。
悩んだ結果、洋館のイメージで作庭する事に決めました。
着工前はこのようになってました。
まず最初に不要になった樹木を撤去し、
土の入れ替えを行います。
床掘が終わり、駐車スペースになる所に砕石が敷かれると
かなりスッキリとした印象になりました。
次に植栽用の客土を入れて、縁取りを小舗石で施工します。
この花壇はかなり独創的な形になるので
出来上がりが楽しみです。
グレーの外観が一際目をひく素敵なログハウス風のH様邸。
薪ストーブの焚で暖を取る、その生活様式にマッチした、
『カントリー風モダンガーデン』をテーマにデザインしました。
着工前はこんな感じでした。
まず最初に土地を有効活用する為に法面だった所に
プラ板を打って簡易な土留を行います。
そこに土を埋め戻すと1m以上も広がり、
見た目以上に有効活用が出来るようになりました。
これだけでもかなり広くなりました。
玄関とテラスを結ぶアプローチはグレーの化粧平板を
グリッド状に並べてモダンな感じに仕上げました。
次に芝を張る所に植栽用の客土を敷いていきます。
多目的に使えるコンクリート製のテラスは
アンティークレンガで木の葉状に模って
ちょっぴり遊び心を演出しました。
工事はまだ始まったばかりですが
それでも素敵な庭になる予感がします。
仕掛けはまだまだあるので
これからの出来栄えが楽しみです。
ようやく石組が終わり、
周囲を遮蔽する創作板塀の作成に取り掛かりました。
これにより空間が仕切られ、
雰囲気がガラリと変わりました。
次にこの庭で一番重要なポイントとなる石張りです。
この庭で使われている石は
全て元々この庭にあったものを使用している為、
他の庭との違いを出したいと思い、デザインに力を入れました。
若い職人の技術も少しずつではありますが伸びてきたようです。
次に白御影石をスリット状に並べてアクセントを付けました。
その周りには瓦を縦に埋めて縁取りをします。
今回は芝生の縁取りも自然石を使ってみました。
それにより、いつもより贅沢な仕切りになりました。
次はいよいよ植栽工事です。
ここまでくるとだいぶ先が見えてきました。
これでステージ2の劇的変化をお見せ出来ます。
新庄市は積雪が多い街です。
そこで、雪囲いがとても簡単で
管理が楽な庭造りを目指しました。
デザインも秋田の建築家の方が
設計されたモダンな家なので
それに負けないように提案いたしました。
着工前はこのような感じでした。
周囲がコンクリート擁壁で囲まれているので
空間を仕切るというよりは
彩りを与える方にポイントを向けました。
まずは床掘をし砕石を入れ
何ヵ所かある立水栓の廻りには
グレーの小舗石でガーデンパンを作りました。
次にリビング前のテラスの降り口に
化粧平板でちょっとした
ミニテラスを作っていきます。
テラス前に植えられるシンボルツリーも
周囲は同じグレーの小舗石で作りました。
雨落ちと芝生の境界は
白の小舗石で仕切りました。
芝生と植栽スペースとの境界は
錆色の小舗石で仕切りました。
この庭は「ナチュラルモダン」に仕上げたかったので
なるべく同じ素材を使う事にこだわりました。
色調もほぼほぼモノトーン。
植栽した時のギャップが売りです。
乞うご期待!!
まませるふさんの園庭を当社で施工させていただいたご縁で
my selfさんの新社屋前のガーデニングをさせて頂く事になりました。
着工前はこのようにアスファルト舗装がされていました。
まずは既存のアスファルトをカットするところから始めました。
そこをレンガで縁取り、植栽用の客土を入れていきます。
これだけでもだいぶ雰囲気が変わりました。
更にそこへ雑木類(ジューンベリー・ツリバナ・アオダモ等)を植えていきます。
最後に多年草(シモツケリトルプリンセス・セイヨウイワナンテン・ベロニカオックスフォードブルー等)を根元に植えると完成です。
以前のアスファルト舗装の無機質な感じが一変、
樹木が植えられた事で潤いのある華やかな外観に生まれ変わりました。
窓に面した所に雑木を植えたので
中でお仕事をされている社員の方からも
「テンションが上がって仕事が捗る!」と高評価。
やはり緑の力は計り知れないものがあると改めて実感させられました。
リビング前の三方に家が建っている為
気兼ねしてしまい、なかなか庭に出る事が出来ませんでした。
【Before】
【After】
ウッドフェンスで周囲を囲いました。
アンティークレンガで縁取りした植栽スペースには雑木類を植え、
潤いのある空間に生まれ変わりました。
【Before】
【After】
来年には芝生の緑がすばらしく映え、
子供達の格好の遊び場になる事でしょう。
【After】
ダイニングからの眺めです。
既存のテラスにイス・テーブルが置かれ、
まるで“グランピング”をしに来ているようです。