月別アーカイブ: 3月 2019
花壇の縁取りが決まれば、次はいよいよ植栽です。
雑木類を植えて高麗芝を張っていきます。
これだけでも随分、雰囲気が変わっていきます。
次に新たに設けたウッドデッキの周りをアンティークレンガで縁取りして、シャレたテラスを作ります。
門柱はお得意の枕木を3本組み合わせただけのシンプルなもの。
これに表札とポストを取り付ければ見違えるほどオシャレになります。
アプローチには化粧平板をグリッド状に並べて、変化を付けたいと思っています。
ここまで来ると進捗率は80%。
かなり全体のイメージが分かるようになりました。
途中でお客様からリビングから見てウッドデッキをもう少し広くしたいとの要望がありましたので、工事は今の所ここでストップ。
庭が良くなることは大歓迎なので、こういう小まめな打ち合わせは改めて必要だと感じました。
アプローチは化粧平板ブロックのみ並べました。
これにコンクリートの四角形が加わるので、どう変化するのかすごく楽しみです。
建物の外観もガーデニングが加わると、ちょっとリッチに見えてきます。
あとはゲスト用の駐車スペースを土間コンクリートを打設して作るのですが、まだ天気予報で雪マークが見えるので左官屋さんと打ち合わせをしてもう少し時期を遅らせることにしました。(仕上がりの出来栄えを考慮して)
これさえ終われば、ポストや表札の取り付け等細かい仕上げが残るのみです。
最後までベストを尽くして頑張ります。
参道しか作業経路として使えないので、道幅が狭く2tダンプも入れませんでした。
それで仕方なく軽ダンプに植栽用客土を積んで盛土しました。
もちろん移植する木もクレーン付の2t車が入れず、バックホーで吊りながら運搬して移植しました。
その作業を何度も繰り返してようやく移植完了。
周囲を客土で化粧して工事すべてが完了しました。
既存の切石を再利用して作った石畳も良い意味で味があります。
苑路を照らす織部灯籠も良いアクセントになっています。
キャラや五葉松、景石から白玉石まで全てをバランスよく配置することで京風庭園に仕上げました。
本堂から眺めると唯一残せた大きな赤松の存在感が際立っています。
次は参道作りですが、将来ここを石畳にしたいと住職が言っておられるので、まだまだ先の事だと思います。
それに合わせて二期工事は手水鉢の据付や下草の植栽をやってみたいと考えています。
それまでは引き続き、この庭の手入れを入念に行いたいと思います。
「ガーデニングもお手頃な価格で仕上げるとこうなります。」
の見本みたいなのがK様邸のガーデニングです。
以前は昔ながらの和風庭園があったのですが、草取り等の管理が大変で一度更地にしたのだけれど、やはり殺風景なので何か植えたいと相談されたのがきっかけでした。
床掘りをしてヤマボウシ、ジューンベリー、アオダモの株立を植栽しました。
小舗石を使って丸形や四角形に縁取りを行いました。
それにフイリヤブランやヒューケラ、キャットミント、クリーピングタイムを植え付け、出来上がるとこうなりました。
「これだけでも随分と雰囲気が変わって大満足です。」とお客様にはすごく喜ばれました。
たまたま実家を訪れた息子さんにも「すごく良くなって、お母さん!新築した我家もこんな風にしたいな。」と言われたそうです。
こんなカジュアルなガーデニング、これからもっと流行るかもしれませんね~!
着工前はこんな感じでした。
これから建物の外観に合わせてガーデニング工事を進めていくわけですが、その完成をイメージして描いたのがこのスケッチです。
このスケッチに限りなく近く仕上げていきたいと思います。
まずは平面図に合わせて床掘りを行います。
次に家庭菜園を作ります。
木材で型を作っていくのですが、銅線を考えて端を斜めにしてみました。
次に植栽用客土を入れて縁取りに小舗石を使い、なだらかな曲線を描くことによって柔らかなイメージに仕上げました。
次に土留の化粧ブロックを積んでいきます。
まずはベースとなる鉄筋を組んでいき、そこへブロックを積むとこうなります。
そこへ白御影石の敷石と間知石を据え付けるとこう変化します。
これで角地あるあるの「ショートカット」はなくなるでしょう。
ここまで進むとガーデニングの形が何となく見えてきました。
まだ40%くらいの進捗率ですが、これから先の仕上がりが楽しみになってきました。
着工前は濃紺のシックな外観が特徴的なオシャレな建物でした。
エステもなさっているとのことなので、リラックスできる癒しの空間を演出してほしいと頼まれました。
テーマはちょっぴり南国風のリゾート気分です。
その南国気分を演出する為にシュロを2本植えてみました。
他にもナツハゼやアオダモ、ハナミズキの赤、ジューンベリー等、お馴染みの雑木を植えていきます。
様々な小舗石で縁取りしたので、アスファルトに浮き出てすごく映えます。
下草にはキャットミントやクリーピングタイムのハーブ類を中心にベロニカオックスフォードブルー等のグランドカバーで華やかにまとめてみました。
ガーデニングが完了した形がこちらです。
まだ葉っぱや芽が出ていないので少し淋しいのですが、それでもかなり変わったとオーナーにはすごく褒められました。
まず訪れたお客様が玄関の扉を開けた瞬間に驚かれるそうです。
ピクチャーウインドウになっている為、目の前にこの坪庭が飛び込んでくるので「まるで京都に来たみたい!」と口々に言われるそうです。
更に畳を上がって見に来ると、こう見えます。
サッシが邪魔なので、開けてみると更に良く見えます。
御簾垣で仕切られた空間に、青石と白川砂のコントラストがくっきり見えます。
これは仕切りに瓦を使ったことも寄与しています。これにお客様が白川砂に砂紋を入れたくてレイキで入れておりました。
やはりこれは砂紋が浅く、専用の道具でDIYで作るしかありませんね。
必要最小限に植えられた樹木の間を手水鉢に落ちる水音が心地よく響きます。
これぞ「庭演」の極みと自負しております。
当家の菩提寺の庫裡の増改築工事に伴い、庭園の改修工事を行いました。
まず最初に必要な樹木の移植に取り掛かりました。
これらの樹木は工事に支障をきたすので、別の場所に仮植しました。
次に建物にかかってくる樹木を最小限伐採しました。(昨年の6月施工開始)
昨年の暮れに建物が無事完成したので、ようやく庭園の改修工事に本格的に入りました。
既存の切石や景石を全数計測して施工図(平面図)を作成し、住職の了承を得て工事に取り掛かりました。
まずは建物と庭の土留です。
こんな感じの所を既存石を用いて崩れ石組で土留をしていきます。
ここでもまた施工場所が狭くクレーンが入れないのでチェーンブロックが大活躍です。
やはり既存の石なので、合わせる為にカッター入れて斫らなければなりませんでした。
ようやく完成したのがこちらです。
川石っぽい石だったので、この仕上がりで精一杯でした。
次に放置されていた白玉石を洗って再利用します。
次に切石を使っての苑路を作っていきます。大きさも厚さもバラバラな上に、既存木の太い根っ子が邪魔になり、なかなか作業が進みません。
いろいろ工事を進める上で問題点がでてきますが、焦らず納まり重視で仕上げていきたいと思います。