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東根市のとある場所のリノヴェーション。VOL.8

今年度も残り僅か。どこまで追い込めるか正念場を迎えております。

まずは除雪しながら茶庭廻りの植栽を行いました。

ナツツバキの株立やアセビ、サツキツツジを植栽した後、リュウノヒゲ等の下草も植栽しました。

緑のボリュームが増えると庭の印象も奥行きがでてきて、かなり変わってきます。

 

次に流れに2ヶ所目の石橋を架けてみました。

切石ももちろん再利用なので高さと幅が合わず、石を削ったり微調整に苦労しました。

次に母屋前の役石等を据え付けていきます。

沓脱石はクレーンが使えず、昔ながらのチェーンブロックで吊り上げました。建物を傷つけることなく完了してホッとしました。

巨大な切石は大型バックホーで吊り上げました。

このバックホーでも、吊り上げるのに必死でした。

手水鉢や配石を据え付けていくと、庭の景がどんどん和に変化していくのが分かります。

吹雪の中、気力を振り絞って流れ石組を仕上げました。

寒さで手足の感覚が薄れていく中、気力だけが頼りでした。

手水鉢を照らす灯籠も、やはり以前の庭のどこかで使われていたものを再利用しています。

そんな努力の積み重ねで、ようやく母屋前の庭も大まかな形が見えてきました。

二つ目の石橋と大きな手洗いも無事に据え付け完了。

続いて流れもようやく完了しました。運んだ石で間に合って良かったです。


手水鉢廻りも細かな仕上げを残して完了です。

苦労して据え付けた大きな切石が、庭の大事なアクセントになって庭の景を引き締めてくれています。

これ以上の天候の回復はあまり見込まれないので、年内の工事は見送りました。

後は雪で枝が折れたりしないように雪囲いをして終わりです。2月初めからはまた作業開始して、3月中旬の完成を見込んでいます。

頼むからあまり大雪にならないことを祈るばかりです。

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