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天童市のS様邸の「リ・ガーデン」完成しました。

当初はそんなに工期は掛からないと考えていました。

更地に庭を造るのであれば

障害もなくスムーズに作業が順調に進むのですが

「リ・ガーデン」となると想定外の事が次々に起こります。

よって、完成した時の喜びもひとしおです。

どのように「リ・ガーデン」されたのか

ビフォーアフター形式で説明したいと思います。

【Before】

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【After】

DSCF0437

古くて傾いていたブロック塀は基礎を残して全て取り壊し

新たにブロックを積み直して、創作垣で囲いました。

リビングのフローリングも無垢材だったので

こちらの板材も無塗装にし

経年変化をあえて楽しんでもらう事にしました。

【Before】

DSCF9264

【After】

DSCF0439

既存のハナミズキとモミジは剪定して活かし

それ以外は殆んど伐根しました。

創作板塀にしたおかげで、

空間をうまく仕切ることができました。

【Before】

DSCF9270

【After】

DSCF0450

この庭で組まれている石組の石は

すべてこの庭の中から出てきたもので

購入したものは一つもありません。

この庭には昔池があったらしく、それを潰して埋めたので

掘っていると出てくわ出てくるわ!

その度にコンクリートを削岩機で壊して再利用の繰り返しでした。

【Before】

DSCF9268

【After】

DSC_2095

立て石は重さが2.1tもあり

最終的には25tクレーンで吊って組んだのですが

ある石で組んだわりには、うまく納まったと思います。

「重森三玲」も少し意識し、うず潮を模した石張りも

この庭の最大の見せ場になりました。

【Before】

DSCF9273

【After】

DSCF0444

もともと家を「リフォーム」された時に

別の業者さんが施工した白御影の敷石と切石。

それをうまく馴染ませる為に葛石をスリット状に据え付けました。

縁取りは瓦を埋めて、リュウノヒゲを植え付けてまとめました。

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