山形市A邸、お庭の大改造大作戦 完結編
山形市A邸のお庭の大改造がついに、完結をみました。
長ったらしい説明は後にして、そのビフォー アフターをご覧ください。
勝手口脇のモクレンのシンボルツリーは剪定され、もとの樹形を取り戻しました。
それに、板塀がまわされたことで、景が引き締まりました。
ブロックも外観と同系色にペイントされ、全体的にスッキリした印象に変わりました。
混み合った樹木はすべて取り除かれ、ナツツバキの株立ちをメインに景石とコクマザサの最小限
の素材のみで、シンプルに構成してみました。
かえってその方が、効果的だったと思います。
いらない樹木は思い切って処分し、限られた予算のなかで出来るように既存の樹木で活かせるものは
剪定して樹形を整え馴染ませています。
残りの部分は全て高麗芝を張って、広さを強調しています。
やはり、この位思い切ってやらないと、庭はまとまりません。
巨大なキンモクセイはすっきりカットされ、別物みたい。
ツツジ類はなるべく残して、季節感が感じられるように配慮しました。
ブロック塀の上に取り付けられた、板塀もうまく景観を仕切ってくれていてなかなかいい感じです。
鳥海石の石組も、クロチクの中に埋もれていたものを再設置いたしました。
石組の背景にはブナの木が植えられ、その周辺にはカツラの株立ちや琴の糸(モミジの一種)
やガマズミも添えられ、やがて彩を与えてくれるでしょう。
今は大改造(り、ガーデン)の状態ですが、5年、10年経って木々もこの庭にあったように剪定
され、木漏れ日がさすくらいに成長したら、本当の意味で「再生」完了になるでしょう。
その時まで、気長に手入れをしていい庭にしていきましょう。
そのお手伝いはさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
最後に、お茶の時間にうちの職人にいろいろ気を使っていただき、ありがとうございました。
一同感謝している次第です。 これからも長いお付き合いをさせてください。
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