山形市N邸作庭工事 完成
山形市のN邸の作庭工事がついに完成しました。
最近流行りの和風モダンをテーマにした庭です。
奥行きが無い分デザインが限定されますが、可能性を追及しました。
アプローチはすでに完成していましたので、このレイアウトをどう活かそうか悩みました。
その結果が次の画像です。
オリジナル門柱はアプローチに合わせて、アールを用い得意の美ブロ仕上げで土壁っぽく仕上げ
色もアプローチに合わせて極薄いピンクが混じっています。 表札もブロンズ製にひらがなで
名入れしてあります。
着工前と比べると対象物があると広く感じるのが、一目瞭然です。
人工竹垣で間仕切りして、雑木類をかなり多く入れました。
奥にはご主人の要望にお応えして、アケビ棚を既製品をアレンジして作りました。
丁度今の時期サザンカの赤い花が見ごろを迎えています。
手水鉢まわりはかなり簡素化して、寸松庵型灯篭だけ置いてシンプルに
直線的なラインがかえってモダンな感覚に訴えます。
全体的にモダンな露地庭風にうまくまとめられたと思います。
案外、団塊の世代の皆様には、あまり手の掛からない和風の庭のいい見本になったと思います。
これからこういう風な庭が流行ってくれれば、我々庭師も職人の伝統的な技の伝承につながり
すたれることなくいい庭師を育てられるんですけどね~
よーしこういう和風モダンな庭のブームをつくってやろう。
と心に決めたちょい不良おやじでした。
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