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東根市のM邸の大改造3か月の時を経てようやく完成

東根市のMさん宅は、信号待ちで結構な車が止まる為かなり目立ちます

もう、何人の人に声を掛けられたことか

でも、ようやく完成しましたので玄関前から始まって観てやってください

樹木も、石も、灯篭も全てここにあったものを再利用したもので買ったのは園路の

敷石ぐらい、何か最近こういう仕事は当社に限っての事なのか多いです

ここで問題が

図面があってない様な仕事はこの私が登場するしかありません

じっくり観てやってください

 

 

 

玄関の戸を開けるとこの蹲が見えます

鮫川石と思われる景石を組んで、手水鉢周りをまとめてみました

鳥海石の手水鉢が年季が入っていることを、物語ってくれます

奥にある変形の山灯篭も、庭に安堵感を与えてくれています

かけひはちゃんと配管されており、水が出ます

夏には心地よい水音が、心地よい空間を生み出してくれるでしょう

 

 

白御影石でできた園路が庭に奥行きを与えてくれています

いったいこの先にどんな景色が待っているのか

わくわくさせてくれています

以前の庭に積んであった玉石を使って、うちの職人がうまく野面石組みを施工してくれています

思ったより勾配がありそれがかえっていい結果に結びついてくれています

 

 

お客様の年齢を考慮して段差を無くし、あえてスロープにしています

正面には結界を表す四つ目垣と枝折り戸が、目に入ってきます

いよいよこの庭のメイン、枯山水が隙間から見えてきました

 

 

 

鳥海石で組まれた枯山水

水の流れを白い伊勢ゴロタ石で抽象的に表しています

1個1個が別の使われ方をしていたのですが、わたしが 1個1個に番号をふって新しい役割を

石に与えています

随分枯山水には時間を費やしましたが、結構迫力がある石組みができたと思っています

 

 

鮫川石と瓦、そしてリュウノヒゲでシンプルにまとめた石組み

芝生の中にひと際映えていいワンポイントになっています

 

 

かなり広い敷地にこの画像を見ると、どのようにレイアウトされているかよく解ると思います

芝生の面積だけで約80㎡あるのでその広さがだいたい想像つくと思います

じっくりと言った割には駆け足になってしまいましたが、おおまかな見どころは説明できたと思います

和風モダンというよりは、昔ながらの作風になりましたがうまく山形の庭に京風のテイストを与えること

ができたと自負しております

途中猛暑の中軽い熱中症にかかりながらも、最後まで無事やり遂げたことですごく達成感を味わう

ことができました

3か月もの間一服の度に声を掛けてくださり、おいしい和菓子やジュースそして暖かいお茶をだしてくださった

奥様にはほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです

おかげで、くじけそうになったときでもなんとかリセットして、集中して作業することができました

本当にありがとうございました

私の会社とMさん宅は同じ町内なので、また懲りずにお茶のみに行くことがあるかもしれませんが

その時は庭の成長とともにおいしいお茶を飲みながら、世間話ができたら最高だと思っています

その時がきたら宜しくお願い申し上げます

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