和風庭園の仕上げ
天童市のT邸の和風庭園も、最後の仕上げ近づいてきました
御簾垣はアルミの柱に竹を固定して作っていきます
1本1本真っ直ぐになるよう釘止めしていく為、材料も1本取りしかできず通常の竹垣の倍必要です
でも、垣根で空間を仕切る事でだいぶ感じが変わって来ました
背景が決まってくると、植栽が映えてきます
こんな風に、様々な雑木(ヤマモミジ、ヤマボウシ、ツリバナ、エゴノキ等)を植えていくと、石組みと
馴染んでかなり風情が出てきます
足元にも山野草を多種類植えて、自然っぽく仕上げます
植えた雑木が風や雪で倒れないように、竹で支柱を掛けます
竹の 特注かけひを取り付けると、その味わいは一層深まります
これで夏目型の手水鉢もその存在感が大きくなります
石組みの周りに富沢石の乱張りを、行っています
これだけでも、だいぶ京風の味わいが出てきます
仕上げに目地を、京都でしか手に入らない特殊な手作りの目地ごてで入れていきます
目地材は砂とセメントに「まつぼこり」という墨を混ぜて黒くしています
こうすることによって、より石が浮き上がって見え、石畳み風になり存在感がまします
ここまでくると後は玉砂利を敷き詰て完成です
次回は、京風庭園の完成をお見せいたします
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。