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山形市T様邸の作庭工事、完成しました。

作業用の通路が狭くて工期が思いのほか掛かりましたが、ようやく満足のいく庭が出来上がりました。

どのように変化したのか、いつものようにビフォーアフター形式で説明したいと思います。

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建物の外壁と合わせて使った、白い天然石が貼ってある最高級の化粧ブロック。アプローチの白いタイルとも相性が良くうまく納まりました。

黒御影石とステンレスを組み合わせた表札もアクセントが効いています。

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お隣との空間を遮蔽する為に設けた創作板塀。

板材の間に挟んださらし竹の黄色が、差し色としての役割を十分に果たしていて高級感が生まれました。

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芝生が主体の洋の庭から、枯石組が主体の和の庭へ大変貌を遂げました。

富沢石を貼った石畳風の苑路。趣きのある仕上がりが大事な役割を持っている事に気付かせてくれます。

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鮫川石は京都の庭にある青石(緑泥片岩)と同じなので、敷いてある石も京都の白川砂利を取り寄せて敷き詰めました。

京の坪庭をイメージされていたお客様の要望にうまく応える事ができました。

植栽はシンプルにウメモドキの株立1本とクロチク7本だけにして、既存の板塀とうまく馴染ませました。

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下草のリュウノヒゲとの仕切りは黒瓦を縦使いにして埋め込み、味のある仕上がりにしました。

7個の石でまとめられた石組も、見る角度によって違う表情を見せてくれるように考えて組みました。

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中庭から見た景色は、この先どんな庭を見せてくれるのかという期待を膨らませてくれます。

単なる目隠しというよりは、こういうところが庭作りではとても大事な事だと思います。

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