モア・スタイリッシュ(令和元年度施工)
スタイリッシュな外観をよりアップグレードしたガーデニングにして欲しいというご依頼でした。
既に建築工事で目隠しのフェンスは施工されていましたが、
何か土地が有効活用されていないのがすごく気になったので、
それらをテーマにデザインしました。
【着工前】
敷地の全てを白御影の敷石で土留し、
土地の有効活用が出来るようにして広く使う事がテーマになりました。
このテーマにのっとり、敷地の外周を白御影の敷石で囲ったので
敷地の範囲が明確になり、一見してすごく広くなりました。
土間コンクリートが前面に打たれ、どこか無機質感が漂っていた玄関周り。
ツリバナとクリーピングタイムを植栽しただけで潤いが生まれました。
既存のウッドフェンスの前には
雑木類(アオハダ・アオダモ・常緑ヤマボウシ)を植えました。
フェンスが背景にあるので樹木が浮き立って見えてきます。
またフェンスの色が黒っぽい色なので、
新緑の緑も紅葉の赤も一際目立つ屏風の役割を持たす事ができました。
下草にはマホニアコンフューサやセイヨウイワナンテンを植えて
緑のボリュームをアップさせました。
オリジナルガーデンフェンスを既存のフェンスよりも低く、
ナチュラルカラーで造ってみました。
これにより、あまり暗くなり過ぎず、
対比するものができたのでより広く感じられます。
直線が主体のデザインの中にRをつけた唯一の植栽スペース。
良い意味でアクセントになっています。
中央にはヤマボウシを植えて下草にはシモツケリトルプリンセスや
ベロニカオックスフォードブルー、アジュガチョコレートチップを植えて
四季折々の華やかさが体感できるよう演出しました。
リビングから眺めるとこの植栽と
ガーデンフェンスが公園からの視線も遮っているのが分かります。
また公園で遊んでいる子供達のボールが庭に入ってくる事も少なくなるでしょう。
今のところは分かりませんが、お隣に家が建ったら
おそらくカーポートが建つであろうと想定してこのデザインにしました。
リビング前のコンクリートとフェンスで造られたテラスのスペース。
シンボルツリーには実も食べられるジューンベリーを植えてみました。
それでも緑の量が少ないので、
純白のスクエアなプランターに大きくならないコニファーを植えてみました。
既存のフェンスの隙間から表に植えた雑木が見える事を想定しているので、
リビングから見える景色はまた特別なものになっています。
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