平静日和(平成26年度施工)
着工前はこんな感じでした。
お客様の希望は、御自分で集められた鳥海石や鮫川石、今御自宅に据えられている切石を使って、和風の枯山水を作ってほしいとの事でした。石材は元より樹木も全て移植しました。着工前と同じアングルから見るとこの様になりました。
鳥海石を使って、崩れ石組を高さ平均70cmに組上げ、その上にツゲを移植して生垣を設けました。そうする事によって地面より150cmの高さまで遮蔽しました。
切石を再設置したアプローチは、素材が古びていた為、庭に落ち着きを与えています。左側には、鮫川石で枯滝をイメージした石組をしています。
この庭の一番のポイントとなる鳥海石の枯山水は、巨石を用いた為、迫力ある石組になったと思います。移植したナナカマドや盆栽だった五葉松も、今までとは別の役割を与えられ、この石組に彩りを与えています。
石組のボリュームが多いので、庭全体に重厚感が漂います。
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