作庭家としてのこだわり
我々は、作庭家としてのこだわりがあります
なので、外構屋さんが手がけた仕事とは、どうしても一線を引きたがります
まずは、山形市K様邸のこの仕事
最上町の石屋さんから、1個1個石張り用に選んで持ってきた物です
普通の鉄平石とは違い、石が厚いので奥行きがあり、また風情があります
だから、この素材を活かすべく、なるべく石を切らないで石畳み風に張っています
目地入れも、普通の職人さんがやれば目地材を一面に塗りたくって、ベロ~と平らに仕上げるのでしょうが
わざわざ石の奥行きと立体感を出す為に、京都まで行って買ってきた特殊な手作り目地ゴテを使って
二人で丸一日掛けて仕上げました
採算を考えたら絶対にしないでしょうね
でも、こう仕上げたかったのです 庭師のプライドにかけても
駐車スペースのスリットまでも、富沢石をあえて縦使いにして小端張りにしています
縦使いなので車がのっても絶対動きません
これも、から練りで目地を入れ洗い砂で仕上げました
コンクリートがベロ~と上まで来るより、より自然で無機質感が和らぐと考えたからです
時折仕事を見に来てくれていた隣のおじさん、おばさんにも「随分いぐなったね~」とほめられました
枕木の周りを同系色の富沢石を張った事で、新しいモダンな感覚のアプローチに仕上げる事が
出来ました
富沢石をあえてスクウェアに張ったのが正解でした
この出来栄えには私も満足しています
既存のコンクリートブロックの下塗りが完成し、まったく別物になったようです
これに塗装をして仕上げれば、かなり変わるでしょうね
次は、時期を見て植栽を施し、魔法をかけます
期待して待っていて下さい
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