かなり度胸が
作庭後30年近く経過した天童市にあるA歯科医院のお庭
先代の父がその当時京都の庭をイメージして作った代表作
さすがにツツジ類が大きくなり、景石が見えなくなったので思い切って半分くらい詰めることに
この位伸びすぎるとさすがに職人だけでは大胆に切れないと思い、私が作業を指示する事に
ここが度胸の見せ所です
思い切りバリカンでバッサリと・・・・・・・・・・・・・・・・・
鳴り響くエンジン音に、周りではなにが起こったのか注目の的
それでも躊躇することなく、切りつめていきます
段々作庭5年後位の一番良い形に戻りました
やなり、春先芽吹き前のこの時期でないと、こんなに思い切って切りつめる事はできません
私も、この道に入って30年になりますが、こんなに切ったのは初めてです
でも、京都に修行に行っていた時、先輩の職人が「石は決して大きくならないから誰かが切らんとならんのや
そうやって京都の庭はいまも何百年も前の形を維持しとるんや」と言われた時の言葉を思い出してしまいました
そうして私が監督して切り上がった形がこれです
かなり立派な鮫川石が見えて理想の形になって来ました
後は、この裸の状態に新葉が吹いてくれれば完成です
きれいに芽吹いたらまた報告したいと思います、期待していて下さい
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