山形市S様邸の茶庭が完成致しました。
狭小スペースに造った茶庭、苦労の連続でしたがようやく完成致しました。
どのように劇的な変貌を遂げたのか、
分かり易いようにビフォーアフター形式で説明したいと思います。
≪ビフォー≫
≪アフター≫
荒涼とした周囲との空間を仕切る為、L字型に建仁寺垣を結いました。
これだけでも随分落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
この庭の主役は銀閣寺垣の手水鉢。
建物の様式に合わせて自然石の手水鉢では無く、
敢えて白御影石で造られた四角形のものを選びました。
≪ビフォー≫
≪アフター≫
玄関ポーチからの眺めです。
手前に竹穂垣を結った事で庭に奥行が出ました。
玉砂利との境界は瓦を縦使いにして埋めてみました。
≪ビフォー≫
≪アフター≫
茶室からの眺めです。
窓によって切り取られた景色が1枚の絵のように仕上がりました。
後で伺ったところ、御主人様の一番のお気に入りの眺めだそうで、
この部屋に来て景色を眺めては気分転換しているそうです。
≪ビフォー≫
≪アフター≫
2階のダイニングからの眺めです。
まさに鳥になった気分にさせてくれます。
飛石を渡って延段までの流れが良く分かります。
主木のヤマモミジが新緑で覆われ萌木色に変わった頃、
また違った魅力を味わいに、来訪したいと思います。
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