施工作品14 東根市S様邸
東根市 S邸 完成価格 9,600,000円
着工前はこんな感じでした。
この状況だと敷地もそんなに広く感じません。
この中に、ガレージ3台用、駐車スペース3台分に造園工事も行いました。また、材料(石材、植物等)も旧宅に合った物をできる限り活用しました。
駐車スペースを2台分設け、土間コンクリートの中に富沢石の石貼りを石畳風に貼って雲形にデザインし、土留の為に組んだ同じ富沢石の野面積みも統一性を持たせる為に、わざと垂直から州浜状に湾曲させています。
白御影石で出来ている門柱は、配列を変えて据え付けました。駐車スペースから続く雲形の石畳は玄関まで続き、門柱のデザインに合わせて、白御影石の敷石を直線に据え付けて、和風の中にもモダンさも演出しています。
主庭には、ジューンベリーの株立や、モチノキ、アオダモ、ツリバナ、ネジキ、カマツカ等の雑木類を植栽し、下草には、フイリヤブランやキャットミント等の多年草を植栽しました。
芝生の中に一際目を引くのは、雫をイメージした洗い出し仕上げで作ったテラスです。このスペースは、寛ぎのスペースとして、多目的に利用してもらう事を想定してあります。
ガレージと玄関アプローチを結ぶ動線は、アプローチに用いた白御影石の平板を用い、同じく直線グリッドを基調に配置しました。
こちら側から眺めると、いかにこの庭が広いか、お分かりになると思います。
芝の部分も広く取ってありますが、それに負けないくらい玉砂利敷きの面積も多く取ってあります。この下には、雑草防止に防草シートが張ってあり、庭の管理で一番大変な草取り作業を軽減させています。
庭の土留は、白御影の敷石を立てて据え付け、交互に並べる事で、影のコントラストもデザインする事が出来ました。また、生垣はマサキとムクゲを用い、こちらも交互にデザインし、高低差もつけて変化に富んだデザインにしてあります。
和室に面した部分は、ぐっと和風にして、御簾垣で空間を仕切りました。三角形をモチーフにした間知石の中には、織部灯籠を立ててダイミョウチクとクロチクを植栽しました。下草には、コグマザサとフッキソウを植えています。土留には、瓦を用いて渋くまとめています。
3台用のガレージも、この様に設置してあります。
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