雪囲いを外したらだいぶ池に泥が溜まっていたので、
当社で浄化する事になりました。
用水路の水をポンプアップして使っているので
しょうがないのですが、泥が石にこびりついている為、
1個1個洗って戻す事にしました。
この黒い水が汚れの証拠です。
滝からせせらぎ池までこのように交差洗浄で綺麗に泥を落としました。
ここまで綺麗になるとせせらぎを流れる水が
また以前の透明感を取り戻してくれるでしょう。
しかし、我ながらよくここまでの玉石を埋め込んだなあと感心してしまいます。
また当時の苦労が蘇ってきます。
次に既存の大木の剪定に取り掛かりました。
これらの大木(アラカシ・シラカシ・カヤ・コウヤマキ)は
何年も手入れがされていないみたいで、
高所作業車を使わないと剪定は難しい樹でした。
道路から届く所は高所作業車を使い、
庭側の方は樹に登って剪定というかなり危険な作業になりました。
山形では剪定というとすぐに『刈り込み』という
両手バサミで刈る手法を取りますが
私も息子も京都で修業をしてきたので『透かし』という
剪定手法で自然樹形の美しさを保つ剪定方法を用いました。
どの樹木もすっきりとした樹形になり、
分かりやすく例えるなら『巨大な盆栽』のように
木の幹・枝・葉のバランスが良くなりました。
この『透かし』という剪定の技法は
京都の名庭に訪れた事のある方でしたら、
一度はお目に掛かっていると思います。
今はこんな時期ですが、4月になれば桜も咲き、
新緑が芽吹き、せせらぎの水音が優しい旋律を奏でます。
皆さん是非「東の杜」に癒されに訪れてみてはいかがでしょうか?
お待ち申しております。