スローリビング(令和2年度施工)
L字型に構成された広大な敷地に、
これからご夫婦で楽しむスローリビングをテーマにデザインしました。
【着工前】
雑然とした庭がスッキリとしたレイアウトになり、
まるで別のお宅へと訪れたように明るく生まれ変わりました。
神社周りも石組なの?景石なの?という組み方で納め、
ここだけ和のイメージを強くしました。
それに合わせて植えた樹木も
ヤマモミジやコナラ、サザンカ等で落ち着いた雰囲気に。
瓦を縦に埋め込んだ縁取りも一見地味ですが、
良いアクセントになっています。
神社へと登る石段も白御影石と
クラストブラックの乱張りでシックにまとめました。
アプローチから主庭へ続く通路は化粧平板と枕木の組み合わせで
ここだけ直線を用いたデザインを取り入れました。
自由曲線で構成された庭にアクセントがつきました。
リビング前に設けられた勾玉をイメージしたテラス。
これだけ広いとアイディア次第でいろんな楽しみ方が出来ると思います。
建築の方で施工されたこげ茶色の塀が
空間を見事に仕切ってくれたので庭が引き締まりました。
植えた雑木も引き立ちます。
あるとないでは大違いです。
下草は雪に強いものを植えました。
マホニアコンフューサはリゾート感を演出し、
フイリヤブラン・セイヨウイワナンテンスカーレッタは
カラーリーフとして華やかさと涼しさを演出してくれる事でしょう。
ダイニング前にも少し小さめのテラスを設けました。
一軒の家で2つのテラスを設ける事はすごく稀ですが
現在サンディエゴ在住のご主人曰く、
西日に当たりながら涼むのが西海岸スタイルの事。
日本流に日差しを和らげる為、カツラの株立を植えました。
当初は庭の奥へと続く畑へ降りる為に設けた枕木の階段。
上段を広くしたので、ここに腰かけて
コーヒーブレイクなんてオシャレですね。
立水栓の周りはグレーの小舗石で縁取り、
オシャレなガーデンパンに仕上げました。
庭のゆるやかな法面にはクリーピングタイムを植えました。
淡い桃色の絨毯となり、華やかさをプラスしてくれます。
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