こだわりの庭 遂に完成しました。
東根市S様邸のこだわりの作庭工事が、4か月の長丁場を経て
ようやく完成しました。
着工前はこんな感じでした。
2月の末だったので、周りにはまだ雪が残っています。
4ヶ月経って完成した形がこちらです。
今回のテーマは「伝統的な技法とモダニズムの融合」です。
その為、和風というカテゴリーの中にとらわれることなく、
色んなアイディアを盛り込みました。
この画像を見てもらえれば分かるように、地元の石を使った
野面石積と畳石はずいぶんこだわりを持って作成しました。
土留も白御影の敷石を横づかいにして、交互に並べることで
安価でスタイリッシュな感じに仕上げました。
このデザインに合わせ、生垣のマサキとムクゲも交互に配植しました。
自然石の門柱は、旧居から持ってきたものを組み直しました。
周囲には、ジューンベリーやツリバナ、エゴノキ、アオダモ、カマツカ等
雑木を配植し、自然な移ろいを与えると共にその部分以外は
芝生にしました。
今回は思い切った発想でデザインしたのがこの葉っぱの形を
イメージして作った化粧砂利洗い出しのテラスです。
ここにテーブルを置いたりして、多目的な使い方をしてもらおう
と思って造りました。
思いのほか視覚的効果もあり、自分でもびっくりしています。
人が歩く部分には、白御影石を敷き直線を基調とすることにより、
よりスタイリッシュなデザインにしてみました。
反対側から見ると、意外と高低差があるのが分かります。
何も無かった頃から比べると、敷地がとても広く感じられます。
アルミの骨組みを使って作った御簾垣も外観を際立たせるのに
かなりの役割を果たしています。
中に入れば、三角形をモチーフにした石積に、織部灯籠や
ダイミョウチク、クロチクを植栽してモダンな坪庭を作りました。
この灯籠の高さが中の和室から見える丁度良い高さだったので
とても評判が良く、これに関しては想定外の出来事でした。
はじめて3台用のガレージを建てました。建築確認申請や
歩道ブロックの据え付け直しなど、慣れない作業も多かったのですが
上手くいき、また、外注先の業者の方々の丁寧な仕事ぶりに
喜んでいただきました。
最後に4ヶ月にも渡る長丁場の中、休憩の度に御茶菓子や冷たい
飲み物を用意して頂き、我々の苦労を労って下さった御家の方々には
とても感謝しております。
仕事ぶりや庭のデザイン性を高く評価して頂き、この庭がどう変化していくのか
興味を持って下さった事が私たちのモチベーションに繋がったことは
言うまでもありません。
これからも管理の事に関して、お邪魔してアドバイス等
お伝えしていきたいと思いますので
これからも末永い御付き合いをお願い致します。
本当に有難うございました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。