夢想空間(平成19年度施工)
御簾垣は、山形の雪を考慮して、柱等の骨組は鉄骨で作ってあります。 その垣根を背景に用い、鳥海石で組んだ石組の前には、錆石の菊型手水鉢を据え付けて暗くなりがちな蹲踞廻りを明るくしています。 延段は、富沢石を小端使いに張って、気品ある仕上げにしています。
門から玄関までのアプローチは、錆御影石の敷石と鉄平石を組み合わせています。 単調になりがちなアプローチを敷石の直線が鉄平石の曲線にアクセントを入れています。 P.S. 敷石の数が多くて鉄平石を張るのが細かくなり大変な作業でした。
立派な門構えに調和するように、土塀風に美ブロ仕上げしています。 コンクリートの中に那智黒石を埋め込み、鹿のひずめをイメージしています。
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