剪定作業中
この雪解け間近なこの時期、落葉樹の剪定にはもってこいの時期になります
当社では、県営団地の剪定に大忙しです
このように、落葉樹の場合、葉っぱが全て落ちていますので樹形がはっきりわかります
さらに休眠期間中なので思い切った剪定をしても樹木が弱りません
なので、樹形の骨格を形成する冬期剪定を行っている訳です
このように思い切ってバッサリ剪定していきます
このようにして何年も掛けて理想の樹形に作っていく訳です
この木はカツラですが、樹種によって切り方が全然違います(あくまでも基本は一緒です)
葉の付きかたをイメージしながら、2~3年先の事を考えて切っていきます
この木はヤマモミジですが、やはり樹形にあった剪定をしなければなりません
こういう剪定のことを専門用語で「すかし切り」といい、剪定の中でも最も難しいのでかなりの熟練を
必要とします
こういう雑木はあくまでも自然樹形に仕立てなくてはならないので、その木その木の特性を熟知
する必要があります
あくまでも切り口は見せずに、自然に見せる
このスカシ切りは私が、京都に修行に行っていた時に見よう見まねで練習し手に入れた技術です
当時は住み込みの人に交じって修行していましたので、先を越されないようにと誰も教えてくれませんでした
山形に帰ってきてから、仕事を終えてから会社の樹木を切って練習したものです
それを、当社の職人に厳しく教え込んでいく訳です
これさえ覚えてくれれば、よく街路樹で見かける恥ずかしいブツギリ剪定にはならないのです
このような比較的刈込みは、慣れれば簡単な方でしょう
新人はこういう刈り込みと掃除から入ってくる訳です
早く一人前の職人に育ってくれるまで、まだまだ私のどなり声(あくまでも愛情が入っています)が
やみそうにありません
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