重森三玲にあこがれて(令和元年度施工)
村山市はかなり雪が降る地域なので
「砂利のまま除雪機を使うと、砂利が飛んで危ないのでコンクリート舗装して欲しい」
というご依頼をいただきました。
…がしかし、それだけではデザイン性に乏しいと感じ、
大胆にも和モダンの巨匠『重森三玲』風のデザインを提案しました。
【着工前】
雲形をモチーフにした大胆な曲線を描いたデザイン。
濃灰の石はクラストブラックという石で、それを乱張りしました。
コンクリートも曲線を描くとアートになります。
雲形に石を張るのがこんなに難しいと知ったのは、施工してからでした。
それでも流れ雲のように仕上がり、自画自賛しています。
玄関ポーチとの色味も良く、間に敷いた伊勢ゴロタ石がより高級感を漂わせます。
玄関先から眺めると、いかに大胆な曲線が描かれているか分かります。
この曲線を描くのに協力して下さった左官屋さんには、ただ感謝しかありません。
茶の間からの眺めもかなり良くなりました。
執念で曲げました!
伸縮目地もわざと斜めに入れて、デザインの一部を装いました。
石臼を2つ重ねて造った手水鉢。
周りの役石も、既存の石を再利用してものです。
お客様にもすごく感動して頂けました。
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