奏で(平成22年度施工)
御簾垣で空間を仕切り、そこに小さなせせらぎと池を作りました。これだけでも雰囲気が随分変わってきます。
そこにモミジ(琴の糸)シダレモミジ、ヤマボウシ、オトコヨウゾメ等の雑木とシヤガ、フイリヤブラン、リュウノヒゲ等の下草をブレンドして植えています。それにより、モダンな京風の流れの庭に仕上がりました。
茶の間からの眺めはどこぞの京の料亭の一室から眺めた坪庭の様。この空間だけ別世界にいる様な錯覚に陥ります。濡縁で手前の石が見えないので、すごく広く感じます。
ここの石組みは「出来るだけ自然に近いものを作る」とこだわりました。その結果、水を流した際、いろんな表情を見せてくれるだけではなく、作り手の想像を超えた水音の調べがあたりを包み込みます。
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