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庭園一新(令和3年度施工)

施工してから15年の時を経て、京風和モダンの庭へ一新する事になりました。

【着工前】

必要な樹木だけ残して、あとは思い切って断捨離を行いました。

残した樹木も「透かし剪定」を行い、ふた廻り程切り詰めました。

手水鉢周りの雨花石と那智石も全て洗い、その下に防草シートを敷いてから戻しました。

伊勢ゴロタ石と小舗石は、高圧洗浄機でこびりついた汚れを洗い流しました。

草まじりの土は掘削して新しい客土を入れました。

そこへ和の香りがする多年草(フイリヤブラン・マホニアコンフューサ・フイリフッキソウ・

リュウノヒゲ等)を植えて一年を通して緑の変化を楽しむ事が出来る庭にしました。

鉄平石も剥がれているものがあったので、張り直しをして目地入れを行い蘇らせました。

また傷んだ芝生は剥がして、タマリュウのマットを敷き詰めました。

もちろん、玉砂利敷の下には防草シートが敷いてあり雑草の発生を抑えております。

ここからの眺めは見違える程広くなり、どことなくモダンな京の香りがするようになりました。

新たに施工した瓦の縁取りが景を引き締め、太くなったモミジの幹が庭の経年の重みを感じさせてくれます。

通路を確保する為移動した手前にみえる巨石は、チェーンブロックでようやく据え直す事が出来ました。

新たに設けた入口には、格子の中にさらし竹を取り付けただけのシンプルなものにして、調和を図っています。

リビングの前に建てた創作塀、乱雑になりがちだった庭道具を上手に収納してほしくて作りました。

壊れてしまった袖垣を取り払い、新たに創作板塀を設けました。

杉板の間に挟めたさらし竹がわびさびを感じさせます。

隣地との高低差が1.5m位あり、まさかの転倒に備えて板塀を設けました。

安全面もさることながら、強い日差しが和らぎ部屋が幾分涼しくなったと喜ばれました。

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