庭師の冬の大切な作業『冬期剪定』
造園のお仕事は主に作庭や樹木の管理があります。
雪解けと共に冬の間にご契約いただいた造園の施工が始めます。
既に作庭を終えたお宅では雪囲の解体から始まり、
剪定・消毒・雪囲など通年で管理作業を行いますが
雪囲いが終わってしまった冬の期間は何をするのかな?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
造園業は1月~3月が閑散期と言われ、
冬の間は春の作庭に向けて、棚卸や資材の確保、機械の整備をします。
※雪の少ない年は1月から施工をする場合もございます。
そして、ここ東根市での冬の主な作業はやはり除雪です。
除雪は主に建設業・土木関係の会社が行う事が多いのですが
雪の多い東北では造園業も活躍します。
そんな中でも今回は冬に大切な庭師のお仕事『冬期剪定』についてご紹介致します。
冬期剪定は主に落葉広葉樹(ケヤキ・モミジ等)に行う剪定の事で
別名を【基本剪定】と言って、このタイミングで
不要な枝やたくさんの葉を減らして基本の樹形を整えておくと
春から秋にかけて長い間キレイな形を保つ事が出来ます。
ただし常緑広葉樹(シラカシ・アオキ等)は落葉樹と異なり
栄養分を葉に蓄えているので、冬の寒い時期に思い切った剪定をしてしまうと
栄養が不足しまい、春の芽吹きに影響があるので注意が必要です。
さらに常緑針葉樹(マツ・スギ等)は知識が無いと枯らしやすいので
剪定は季節問わずプロに任せる事をおすすめします。
冬期剪定は日の短い冬の日に、降雪・積雪に気を配りながら
慎重に行わなければなりません。
樹高の高い樹木は墜落制止用器具や高所作業車を使用しながら
一般家庭の庭木から街路樹まで剪定を行います。
そして作業後に出る剪定枝も全て回収、清掃を行い
処理場へ運搬して、キレイな状態にして作業完了となります。
お庭も冬の間にしっかりと準備をして春を迎えたいですね(^^)
何か気になる事がございましたら、
いつでもお気軽にお問い合わせ下さいね♪
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