モダニズムの追及(H25年度施工)
庭を造るというよりは、アートな作品を造っている感覚で、すごく楽しく仕事をさせて頂きました。
私のデザインを受け入れて下さった施主様の期待に応えるべく、真摯に仕事に励みました。
モダンな住宅とコーディネートする為に、庭の周囲はコンクリートの打ちっ放しで遮閉しています。
庭のデザインも建物に負けないようなインパクトを与える為に、あえて三角形をモチーフにして
アヴァンギャルドなデザインにしてみました。
コンクリートの打ちっ放しの質感に合わせる為、石の色はすべて白御影石の白で統一し、馴染ませました。
白御影間知石を2段積みにして、一番高い所にはシンボルツリーのアオダモを植栽しています。
その他にもヤマボウシやツリバナ、ジューンベリー、アカバナエゴノキ等を要所要所に植栽して
メリハリを付けています。
芝生の面積も十分すぎる位広く取ってあり、眩しいばかりの緑の絨毯になりつつあります。
下草には、キャットミントやイモカタバミ、フォッサギラマヨール、ガウラ、フウロソウ等あまりまだ
この山形では植えられていないグランドカバーを植栽してみました。
思いの他、豪華に咲いてくれたので、施主にも大変喜んでもらいました。
リビングから見る洋風ガーデンとは異なり、和室から見る景色は一変して、和風の山野の雰囲気を醸し出しています。
銀閣寺型手水鉢をアクセントに用い、富沢石の飛び石を石畳み風にランダムに張ることで山野の雰囲気
を強調しました。
周囲には、リュウノヒゲをメインに山野草をちりばめる事で、よりその効果を強調しています。
こちらに植えてある樹木は殆どが前からあった樹木で、活かせる樹木は殆ど移植したので、
御父様の思い出を無くさない様に配慮しました。
隣地境界には、千本格子の(ブラックエボニー)を設置して、建物とコンクリート擁壁と真逆の配色
にすることによりエッジが効いて、かなりモダンな雰囲気を出す事が出来、
しかも適度な視界も確保されたので機能美も持たせることが出来ました。
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