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伝統技法の伝承

今年は近年珍しく、この時期にしては仕事があります

今日は東根市の長瀞地区のお堀跡地を整備改修している現場にやってきました

何故かといいますと今どきの仕事としては珍しい、川石の玉石を用いた石積みの指導に

やってきたのです

どんな仕事かといいますと、こんな画像のような感じになります

 

 

こんな風に寒河江川の砂利組合にある玉石の中から、1個1個選んでここまで運んで来ます

そして1個1個手でこのように据え付けていく訳です

1段分が積み上がればそこにコンクリートを打設して固定していきます

そして、2段目へと続く訳なのですが、この技法にも昔ながらの作法がありまして、そこのコツを

指導しにきた訳です

その中身は企業秘密ですが、そこまで達するには相当の熟練した技が必要となるのです

この度この作業に携わっている職人は、当社に入社してはや18年目の中堅なので、私が指導

するまでもなくある程度はできるのですが、やはり極めるにはもう一工夫必要なのです

 

3日目でこの位まできました

 

 

この丁張りの天端まで組み上げるのですが、まだだいぶ時間が掛かりそうです

やるからには小さくまとまるのではなく、丁寧な仕事で誰が見ても美しい仕事を目指して精進して

もらいたいものです

その指導の続きは事務所に帰ってから、積み方が書いてある本を見ながらじっくり教えたいと思って

います

 

「おまえセンスないな~」

「逃げずにちゃんとついてこいよ」

「言い訳なんて聞いている暇ないぞ」

「前にも言ったのになんで解らないんだ」

などの言葉がうちの事務所から遅くまで聞こえてきそうです

その効果がでることを期待して完成を待ちましょう

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