縁(えにし)(平成27年度施工)
歴史のあるお宅の造園工事を頼まれました。
着工前はこんな風に、草が伸びている状態でした。
この様に草むらが劇的に庭園に生まれ変わりました。
畑は枕木で囲い、それ以外の部分は全て防草シートを張って、雑草対策を万全に行い、その上に玉砂利を敷き詰めました。
主庭は芝生をメインにして、樹木はツバキの株立、ナツツバキの株立、クロモジの株立、ヤマモミジだけにしてシンプルにまとめました。
これだけの植栽でも、背景に竹林や土蔵の白壁があるので十分に見応えがあります。
手前の花壇には、アスチルベやギボウシ類を植えてあります。
竹林の前には、石桶を再利用した祠(ほこら)に割竹でドームを作り、アートっぽく仕上げました。
土留は竹柵で作り、その内側にはこれ以上竹の根が伸びてこない様に防竹シートが埋められています。
仕上げは木チップを敷き詰めました。
この奥から眺めると、また違った景色が目に飛び込んできます。樹高4~5mの木を植えたので存在感が違います。縁石もかつてお蔵で使われたであろう切石を再利用したので、風格があります。
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