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黄昏色の夏木立(平成30年度施工)

 

皆様もご存知の通り、金山町は県内でも有数の豪雪地帯です。この積雪2m超に対してどのような方法で植えるかだいぶ考慮しました。

着工前はこのように吹雪対策で、すごく高いコンクリート擁壁と防雪柵に囲まれた無機質な空間でした。

除雪の時に誤ってタイヤショベルで壊さないように、とても頑丈な歩車道境界ブロックを用いた植樹桝や化粧ブロックを積んで植栽スペースを確保しました。

雪に強いカツラの株立を植えて、下草にフイリヤブランを植えてみました。まだ梅雨時に植えた為に剪定して間もないので、葉も疎らですが将来的には今よりも樹高を1mくらい高くして、立派な木立にしたいと考えています。

防雪柵の前は、同じカツラの単木のものを植栽しました。

やはり樹木の持つ力は凄いです。あれだけ無機質感漂う空間が、潤いのあるとても落ち着く空間に生まれ変わりました。

シンボルツリーのヤマボウシ、その樹高は積雪量を上回る高さ約6mの大木です。これくらいの木になると、やはり1本でも存在感があります。

イタヤカエデとジューンベリーの株立を植えてみました。どの樹木も葉を縄で枝折りやすい雪囲いが比較的に楽な樹木を選んでみました。

存在感のある樹々達がこの空間をスタイリッシュなものに変貌させてくれました。

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