山形市T様邸の作庭工事、開始しました。
当社の都合で昨年の秋から工事をお待ちいただいたT様邸。
約半年お待ちいただきましたが、ようやく開始することができました。何かのご縁で最近、和風庭園の依頼があり少々驚いております。
この工事の着工前は高麗芝が張ってありました。
ここを「京風の石庭」に改修するのがお望みのようでした。
まずはミニバックホーで既存の芝をハギ取っていきます。
この時すでに背景の板塀も既存の塗装をペーパー掛けして落とし同じ色を再塗装していますので、だいぶくたびれた感が薄れずいぶん綺麗になりました。
次に土留めと縁取りを兼ねて、白御影の延石を据え付けていきます。
それが終われば盛土をしていよいよ本命の石組に取り掛かります。T様邸は作業通路がとても狭く、専用の四輪車で一個ずつ石を運んでいきます。
次はいよいよ石組なのですが、この所やけにチェーンブロックでの作業が多くてかなり慣れてきました。(通常はクレーン車での作業になります)
石を一旦仮置きして、一個ずつ視点を決めて据え付けていきます。
合計7個の景石を据え付け石組を完成させるまでには、かなりの時間が必要になりました。
この作品は京風をイメージしたので高価な青石を使い、周囲には白川砂を敷き詰めるのでガラリと景観が変わると思います。
次は縁取りに瓦を並べていきます。
どこまで和モダンを追及できるのか庭師の腕にかかっていますので、こだわりを持って仕事を進めていきたいと思っています。
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