モダニズムへのあこがれ(令和2年度施工)
私の作風の特徴は、いかにも造園家らしい自由曲線を主としたデザインです。
こちらの建物の外観とお客様のご希望を伺い、
この庭のデザインは全て直線で決めることにしました。
【着工前】
ただし、いくらデザインを直線にするとはいえ、
やはりセンスと遊び心がなければ面白くありません。
そこで、デッドスペースも含めて細部にわたりこだわってデザイン致しました。
建築の設計士さんの方で玄関脇屋根に細工がしてあり、
日光や雨水があたるようになっておりましたので
雑木(アオダモの株立)を植える事にしました。
アプローチは白御影石と自然石の乱張りでまとめてみました。
ブラウンの化粧平板はある物の差し色として使っています。
それはこのようにゲスト用駐車場に
一定のリズムで張られた化粧平板です。
少しだけ遊んでみました。
三角のデッドスペースの有効活用。
オトコヨウゾメという中木を植えてダイニングの中にいて
季節の移ろいを感じられるようにしました。
駐車場の土間コンクリートの伸縮目地でさえ
真っすぐではなく斜めに入れています。
庭の周囲はプライベート感を出す為に
オリジナルのガーデンフェンスで空間を仕切っています。
「お子様と芝生で遊びたい」というご要望でしたので
植樹桝も必要最小限に留め、その形や色も変えてあります。
リビングから眺めてお隣の窓が気にならないように配植しました。
植栽も管理にあまり手がかからないジューンベリーやヤマモミジ
アオハダ等の雑木でまとめてあります。
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