菅野魚店作庭工事(令和2年度施工)
店舗前に京風庭園を作庭し、
訪れたお客様が少しでも癒される空間を提供出来るよう目指しました。
【着工前】
この狭い空間をいかに広く見せるか…庭師の技量とセンスが問われます。
まずは白御影の敷石を使って囲い、敷地を最大限広く使いました。
アオダモやナツツバキ、ツリバナ等の雑木を植栽し
下草はリュウノヒゲをメインにフイリアマドコロやギボウシ等を植えて野趣味な感じに仕上げました。
この庭の最大の見せ場である穂垣。
曲線を用いた事により、柔らかで独創的な垣根になりました。
景石は鮫川石(青石)を用い、瓦で仕切った所には白川砂利を敷き詰めました。
曲がりが絶妙なシダレモミジが何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
こちらの景石は日高石(赤石)で組み、御主人が大事にされていた木化石もあしらいました。
コンクリート製のスロープに合わせて白御影の敷石を据えて新たに苑路を設けました。
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